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「車椅子は体の不自由な人にとっては足です」

10月11日(火)車椅子に乗って学内を歩くという
特別支援教育の授業がありました。
事務室前から図書室前のスロープを降り、
スロープが設置されているバスを乗り降りし、
煉瓦風づくりのでこぼこ道を歩き、食堂を突っ切り、
図工室前のスロープを上り、パソコン室前の廊下を通るという
一周コースでした。
4人が一組になり、車椅子で歩く人、側にいて支援する人に分かれ
体験学習が行われました。
初めて車椅子に乗る人、小中高校までの授業やボランティアの活動で
乗ったことがある人、病院等で実際に車椅子のお世話になった人など
様々な経験のある学生たちが、実際に車椅子に乗り、
楽しそうに体験学習をしました。
その後、教室で「わどかっちゃの17年」という車椅子のある
青年の詩を読み学習を深めました。
車椅子の体験を通し、障がいのある人の様々な気持ちを理解し、
自らが生きてきた道を見直す機会となりました。

感想 1)
「初めて車椅子に乗ったけれど意外と上手に出来ました。
一人で車椅子を動かすのは腕が痛くて短い距離でもきつかったです。
サポートするのも難しかったです。
小野さんの詩を読んで、なんだか「うるっ」としました。
ずっと支えてくれたお母さんはすごいと思います。
自分の障がいと向きあって頑張り続けている小野さんもすごいと思います。
何より感謝の気持ちを伝えられることが素晴らしいと思いました。」
今 久美子

感想 2)
「車椅子に乗ったのは2回目でした。こんなに手が疲れるのかと思いました。
車椅子は楽そうに見えてすごく大変なのだと実感しました。
また、段差は車椅子に乗っているだけでも怖いものになりました。
やはりスロープは大切だと思いました。
詩を読んで、お母さんの息子に対する愛がとても伝わってきました。
人は誰かに支えられて生きていくことができるのだなと実感しました。」
長谷川 結衣

感想 3)
「とっても疲れました。腕が痛くなりました。
大変だなと感じ、坂道等は力がないと乗っているだけで
怪我に繋がるのではないかと思いました。
詩の学習からお母さんのすごさがよく分かりました。」
福島 愛花

授業担当教授 伊藤道雄

「車椅子は体の不自由な人にとっては足です」

2016.10.17

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