純真夏祭りを開催しました

梅雨の合間の晴天に恵まれた今年の七夕の日(7月7日)は、埼玉純真短期大学の1年次生を対象に行われた入門ゼミⅠ「浴衣の着付け講座」にあわせる形で、1年次配当選択科目「暮らしと環境」(担当教員:こども学科講師 久米隼)の履修学生のみなさんが企画・運営する「純真夏祭り」を本学キャンパス内にて開催いたしました。

私たちの暮らしにおいて「祭」は、人々の暮らしに欠かせない年中行事であり、時々にあわせて願いを込めたり、思いを馳せたり、地域の人々のつながりを形成する機会として、地域の風習等を色強く残しながら受け継がれてきました。

  
  
「暮らしと環境」では、そういった祭を大切な人々の暮らしの一部として捉え、実際に純真夏祭りの企画立案から準備・運営まで履修学生が実践的に取り組みながら学びました。

当日は、学生による和太鼓演舞にはじまり、手製のやぐらを囲んで盆踊りを楽しみ、焼きそばなどの屋台やヨーヨー釣りと言ったミニゲームなど本格的で、まさに祭そのもの。
幼稚園や保育所等での実践を意識して創意工夫しながら取り組み、「七夕の日」にちなんで笹の飾り付けも行いました。

クライマックスには、手持ちの花火、そして打ち上げ花火が七夕の夕空を彩りました。

「暮らしと環境」履修学生のコメントを紹介します。
===
私は今まで実行委員をやった経験はありませんでしたが、楽しそうという気持ちだけで始めた企画を立て、準備に取り組んでいきました。
学生間でも、時には関係の先生とも異なる意見に少し対立することもありました。
将来、保育者になった時、全員が思い通りになることはないと思います。
その中で自分がなにをできるのかが大切なのだと気づくことができました。
お祭りの参加者から「楽しかった」という意見を多く聞くことができ、嬉しさとともに「やってよかった!」と感じています。またこのような機会があればまた挑戦してみたいです

小野塚莉愛(こども学科1年)
===
私は、夏祭りの七夕の飾り付けを担当しました。
普段から保育の制作を学んでいますが、それとは違った「お祭り」の飾り付けで、色々工夫する所もあり大変でしたが、いい思い出になるとともに、貴重な学びになりました。夏祭り楽しかったです!

並木陽菜(こども学科1年)
===
夏祭りの屋台の設営を担当しました。
屋台では焼きそばやフルーツポンチなどを販売しましたが、お祭りの参加者に特に「かわいい」と思ってもらえるような工夫をしました。
当日は、屋台が目立つように大きな声で宣伝したり、積極的に話しかけたりと場を盛り上げて売っている人と、買っている人が本当のお祭りのように本気で取り組むことで、祭りの雰囲気をより強く出せたように思います。
暮らしと環境をとおして、本気で取り組むこと、そして、行事を取り組む私たちも「遊び」心をもって取り組むことが一番大切であるとことを学びました。

井上ももこ(こども学科1年)
===
このように、履修学生は人々の暮らしと環境への理解を深めるだけでなく、暮らしと環境にある年中行事の企画・運営という保育者・教育者として必要な実践的なスキルも身につけることのできる機会となりました。

七夕の笹には、それぞれの願いがたくさん寄せられていました。
埼玉純真短期大学で学ぶ学生のみなさんが、それぞれ目指す理想の保育者・教育者になれますように!

「暮らしと環境」担当教員 久米隼(こども学科講師)

純真夏祭りを開催しました

2023.07.13

  • LINE
  • Twitter
  • Facebook