最下位だろうとに関連した画像

最下位だろうと

本日は私がスピーチ当番でした。
人前で話すことが苦手な私にとって、当番の前日は一日ソワソワで落ち着きません(汗)

本日のタイトルは『最下位だろうと』です。
タイトルを見たとき「えぇ~。何を話せばよいだろう?」と
考え込んでしまいました。

しかし、内容を読んでいくと心に不思議な安心感がふつふつと湧いてくるのを感じました。
最下位から発奮して頭角を現す例が、この社会には数多くあります。

人生と同様に、仕事にも短期と長期の視点があり、
善し悪しを今すぐに決めるのは難しい。
その時、その場の結果は、すべてが今より良くなっていく途上の「仮定の姿」であり、
決して将来を決めてしまう「決定の姿」ではないのです。

今日の心掛け:~生成発展のリズムに乗りましょう~
(社会法人倫理研究所 法人局「職場の教養」より)

今日の心掛けにあります「生成発展」とは、日に新たということで、
古きものが滅び、新しきものが生まれるということだそうです。

私は、小さな頃から経験してきた様々な競争の中で、
「勝ち組」になれたことはあったかな?と考えました。

ありました。
最初に一つだけ思い浮かんだのは、走ることでした。
それまで走ることで勝てたことが無く、苦手意識しかなかった中で、
小学生の時に初めて1位を取れたことがありました。
「私は走るのが苦手だから、今まで同様、今日も勝てるわけない」
という諦めの思いでスタートラインに立った時でした。

走り出す直前に一緒に走る子達から
「あなたはこの前もビリだったから、私たちはビリになる心配はないわ」
とみんなから言われたのです。
これまで感じたことのない不思議な感覚「悔しさ」が心の中に噴き出しました。
「前は前!今は今!!」と生まれて初めて友達に言い返したことによって、
自分自身を発奮させて「絶対に負けたくない」
という思いに変わったことがこの結果につながったのかもしれません。
私は大人しい子と思っていたのも私の誤解かもしれませんね・・・(笑)
生まれて初めて、1着でテープを切った感覚はいまでも忘れません。
このことが私の心の支え「やれば、できる」「思いはかなう」となっています。

そして、「生成発展」という言葉のように、実際は私も日々成長していて、
この前に走った時よりも筋力も付いて、走り方も上手くなっていたのかもしれません。
あるいは、たまたま他の子たちの調子が悪かったのかもしれません。

「職場の教養」の中に書かれていますように、その時の結果がすべてではなく、
その結果をとおしてどう取り組んでいくかで、
後の良い結果に繋げていくことができるということだと思います。
私ももう少し早く前向きな気持ちになっていれば、勝てる試合は沢山あったかもしれません。
勿体ないことをしました・・・(笑)

この小学校のときの走りの「勝ち」は個人のことですが、
職場での「勝ち」は、
一緒にお仕事をさせていただいている皆さんの協力の結果で得るものだと思います。
これは、行なっている業務を相手の方が次の作業がし易いように、
思いやりのある渡し方ができるか。
(リレーのバトンの受け渡しを思い出しました・・・)
自分自身は全体の為にどの様に動いたら良いのか。など、
周囲との調和を考えながら業務に臨むことが、
職場全体の流れを良くし、雰囲気も良くし、業績が良くなることに繋がると思います。
この結果、長期的視点からすると、「勝ち」に繋がっていくのだと思います。

職場1 職場2

今は、皆さんにご迷惑をかけてしまったり、
自分自身のことで一杯いっぱいであまり役にも立てていないことばかりですが・・・
それはまだ「通過点」で、日々そんな私に対しても暖かく接してくれたり、
仕事でたいへんな時には、思いやりのある言葉をかけてくれたり
手を差し伸べてくれる皆さんが居ることに感謝しています。
このような日々刻々の色々なことが今日より明日、明日より明後日と、
私を鍛えてくれています。
私は今、この恵まれた職場で、みなさんと一緒に上を向いて歩いています。

職場3 職場4

これから私ももっと良くなって、埼玉純真短大がもっともっと発展していくように、
皆さんとお仕事をさせていただきたいと思います。
このような素晴らしい職場で皆さんと一緒に仕事ができることは本当に幸せなことです。
そして、毎年毎年、皆さんと一緒に成長の結果を慶び合え、
幸せを感じられたら良いなと思ってます。

庶務係 大澤尚子

最下位だろうと

2013.07.22

  • LINE
  • Twitter
  • Facebook