ふるさと学「加須の手打ちうどん」

 「ふるさと学」の授業は信頼される保育者になるために、「郷土を知り、郷土を愛する保育者」を目指しています。
 そのため、授業では羽生市・加須市・行田市・埼玉県から講師をお招きして、文化と歴史などを学んでいます。

 6/11(金)の4.5限目には、加須市の角田副市長のご指導のもと、「ふるさと学」の授業でうどん作りをおこないました。

 手打ちうどんは、土地の風土に応じた打ち方や食べ方など地方色豊かで奥が深いものです。
 
 加須うどんは、冠婚葬祭など「ハレ」の日を代表する郷土料理のひとつ、一昔前までは「手打ちうどんが打てないと嫁に行けない!」ともいわれたそうです。
 今回は、加須うどん体験で、郷土料理からふるさとの歴史や伝統、そして食文化を学ぶことを目的としています。

 自分で最初からうどんを作るのは初めてという学生達は、ドキドキワクワクした表情で取り組んでいました。

 ここで副市長直伝の「うどんの打ち方」の手順を簡単に紹介します。

 ① うどん粉に塩水を入れて混ぜ、一つにまとまるまでこねました。
 ② まとまったうどん玉をビニール袋に入れて、足で平らになるように踏みました。
 ③ 踏んだ後、30分寝かせ、その後、打ち粉を振りながら麵棒で均等に延ばし四角になるように形を整えていきます。
   この作業がとても難しく、学生のみんなは、角田副市長に手伝っていただきました。
 ④ 畳んだ後は、うどんを切る専用の包丁で均等に切っていきます。
   「ほうとう」かと思えるほどに太くなってしまったり、長すぎたり、丁度良い太さになったりと、様々なうどんが完成しました!!
 ⑤ 出来上がった生うどんを今度はたっぷりのお湯でゆでて、茹であがったうどんを冷水で洗って、ザルに盛り付け完成です。

 これからがお楽しみ・・・。
 角田副市長に準備していただいた副市長特製の麺つゆにネギや鰹節などの薬味でいただきました。

 また、加須にお店のある「からん」からの差し入れの「特製天ぷら」をのせて「天ざるうどん」の完成です。

 うどん作りは、手と足の力を使い、こんなにも大変な作業だということが分かったとの感想でした。
苦労してつくったうどんの味はこしがあり最高でした。

 角田副市長様、お忙しい中、加須の文化と歴史の講義とうどん作りをご指導いただきましてありがとうございました。

実習指導係 林

 

 

ふるさと学「加須の手打ちうどん」

2021.06.14

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