昨年度も前年度に続き、私立大学等教育研究活性化設備整備費補助金による
アクティブ・ラーニング教室の整備を行いました。
これによりこれまでの学生主体の双方向型授業を一層効果的なものと
することができるようになりました。
これにより本学が目指す「質の高い幼児教育者」養成のための
学習環境がいっそう整備されたのです。

  
  

今回対象の３教室にはロールプレイやプレゼンテーションなども
収録画像をその場でフィードバックし、観察だけでなく、
学生同士がお互いにすぐさま検証しあうことができるようになり、
保育技術の向上がこれまで以上に可能となったのです。
学生自身の事前学習から実技演習とその検証、そして改善といった
一連の流れによる学習のPDCAをスムーズに行うことが可能となりました。

  

また、机と椅子は全て個人用で可動式とし、それぞれの場面に合わせて
グループ人数を容易に組み換えることもできるようにしました。

さらに、iPadを利用などICT機器活用で学習意欲をより一層高め、
学生の学習と知識の定着が一層進み、保育知識や技術の獲得への
能動的学習にたいへん役立っています。
このようにして獲得した知識や技術をもとに学生主体の
アクティブな学習を通して、コミュニケーション能力も高まり、
建学の精神「気品・知性・奉仕」を具現化できる人間性豊かな
幼児教育者養成がこれまで以上に可能となったといえるでしょう。

 

授業を行った教員は早くもその改善結果の手ごたえを感じ、
授業を体験した学生にとっては、あまり体験したことのない
ICT機器利用や学生同士の意見交換などの授業形態でもあり、
この授業方法を新鮮に受け止め、興味をいだいて授業に臨んでいます。

学長　藤田 利久

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