本学では、地域と連携し、地域の教育力の向上と研究活動の充実を目指すために、今年度より「研究セミナー」を開催することになりました
　今年度は、「今、特別支援教育について考える～発達障害に視点をあてて～」をテーマにして、埼玉県内の保育所・幼稚園・小学校・中学校・高等学校の先生方や一般の関心のある方を対象に案内を行いました。
　本セミナーの基調講演には、読字障害があり、現在、特別支援学校教諭として勤務されている神山忠氏を岐阜県よりお招きし、分科会では、その道の先行的研究を行っている大学教授の方々の講話や地域からの実践的な提案を行い、研究協議を深めるつもりでいます。
　平成20・21年度に本大学は、文部科学省からの委嘱「社会人の学び直し事業」を行い、発達障害児の教育の推進に取り組んできました。この研究セミナーは、その事業を継承し、地域の教育の振興を図り、さらに特別支援教育や発達障害児の教育の充実につなげるものです。
　最先端の実践的研究者の指導と、地域の実践発表をつなげ、充実した研究セミナーにするものです。多くの方の参加を得、発達障害児の理解とその教育のあり方が実証されることを期待しています。

　なおこの事業は、埼玉県まなびぃプロジェクト協賛事業並びに羽生市学びあい夢プロジェクト事業にも指定されています。

学長　藤田利久
教授　伊藤道雄