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介護等体験に行ってきました…

5月26日と28日で、行田にある特別支援学校へ介護等体験に行ってきました。
 
これは教員免許を取得する為に組まれているカリキュラムのひとつで、
特別支援学校に2日間行き、介護等を体験するというものです。
 
初日の26日は、通常授業の日でした。
 
その日は、朝からずっと緊張していました。
私は今まで知的障害を持った人との関わりが、ほとんどなく、
どんな様子なのか、
どう行動したらいいのだろうか、
まるで見当がつかなかったからです。
 
登校してくる児童・生徒さんを教員全員で出迎え、一日が始まりました。
 
教室には8人の生徒さんがいました。担当の先生は3人です。
特別支援学校では、2〜3人の児童・生徒に教師が1人という計算の数の教師がいます。
 
初日ということで、クラスで「簡単な挨拶を…」言われ自己紹介をしました。
 
午前中の活動は作業でした。
業者さんから預かったプラスチックの部品のバリ取りです。
 
そこで…
椅子を出す時も、床を掃除する時も、バリ取りの作業をする時も…
ついつい実習生のような気になってしまい、自分でやってしまいました。。
 
しかし、そこが大きな間違いでした。
 
特別支援学校の目的は…
「障害のある子どもたちを支援する」ということではないのですね。
 
目的は、「出来る事を増やして、社会に出す」という事なのですね。
 
だから、なるべく児童・生徒さんにすべてやらせるのです。
 
障害のあるなしに関係なく、
ずっと靴をはかせてあげていれば、
その子どもは自分で靴をはけるようにはならないですよね?
 
出来ない事を出来るように指導したり、見守るのが教師の役割だと教わりました。
 
午後は運動会に向けた練習をしました。
 
帰りには生徒さんたちから話かけてくれたり、
自分から声もかけられるようになり、朝の緊張も気付けばなくなっていました。

      
 
一日目を終えてみて、今まで持っていた特別支援学校のイメージが変わりました。
先生方や学校はもっとピリピリした雰囲気かと思っていましたが、逆でした。
 
先生方は穏やかな方が多くて、笑顔が絶えない先生も多くいました。
「子どもたちの思いが素直だから伝わるものがある…」というようなことを
おっしゃっていた先生もいました。
 
私も、子どもたちが笑って話しかけてくれた時は、胸を打たれました。
子どもたちの感情がストレートに胸に届くような気がしました。

      子どもたちの笑顔 
 
^^

こども学コース 2年 菊池 愛

介護等体験に行ってきました…

2011.05.30

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