さりげない心遣いに関連した画像

さりげない心遣い

今日も嬉しい話がありましたが、先日の嬉しい話を書いてみます。

「はいっ!先生、これ使ってください!」と突然、肩越しにハンカチ
タオル地のハンカチが渡されました。
「ありがとう」と相手の顔を見ることもできないままに、受け取り、
慌てて、ワイシャツやネクタイやズボンを拭いました。

そうです。
本学自慢の上島のアイスコーヒーを片手に、口に近付けながら、
よそ見をした瞬間、
「ゴボォツ」と違和感のある音とともに、首に冷たいものを感じたのです。

そうです。
あのコハク色した甘い香りのコーヒーをこぼしてしまったのです。
人間はそのような場合に不思議なことに
「何が起こったのか」が認識できないのですね。

「はいっ!先生、これ使ってください!」の1年生の学生の声で
こぼしたことをはっきりと認識し、慌ててワイシャツからズボンまで
コーヒーを拭ったのです。笑顔

「ありがとう。助かったよ。洗って、返しますね」の言葉に、
「自分で洗いますから、大丈夫です」と返ってきた言葉。

このように周囲の変化を察知し、さりげない行動を瞬時にとれることが
幼児教育者として、人間として最も重要なことだと思っています。
岡本さん、ありがとう。コーヒーのシミはとれましたか?
そのような人が、本学の学生であることを自慢に、そして誇りに思います。

今日も羽生市南小学校の1年生が本学に「1日大学生体験」で授業に来てくれました。
その折の、本学の教職員と学生と小学生の交流を見ていて、
いろいろな場で同じように、この「さりげない心遣い」を見ることができました。

 

「自慢じゃないが・・・」とおおいに本学の学生と教職員を「自慢させていただきます。」

学長 藤田利久

さりげない心遣い

2013.06.19

  • LINE
  • Twitter
  • Facebook