
2014
01.23
元チュニジア特命全権大使小野安昭氏「外交官の目から」講演を聞いて
チュニジアと聞くと、アフリカの地中海に面した地中海性気候の
穏やかな場所で、首都はチュニス、過去幾多の国家が
この地を支配したらしい程度の些細な事柄しか知らない状況です。
その幾多の歴史的な事実を踏まえると、チュニジアの方々は、
私を含めた大多数の日本人よりは世界に対する感覚が鋭いのだろうと感じました。
氏と奥様がおっしゃっていた、幼い頃からのグローバルな感覚、異文化体験、
生(リアル)体験は、現代に生きる者全てに必要なことだと考えます。
私も時間さえあればもっと多くの体験をしたいと思う反面、
その時間さえあればという言葉に自縛され、機会を失っていることがあるかもしれません。
一昨日、元ヤクルトスワローズの宮本選手の談話を目にしました。
彼には広角の視野があったが、それは努力して心がけていたからだという話です。
二つの話から、今後はまず、浅くてもいいから広くアンテナや網を張ることで
リアルな体験ができる状況に自分自身を持っていけるのではと考えます。
また、本年度は後藤ゼミのヤギを飼うや稲作体験、
小学1年生の皆さんを招いての在学生との交流会等、
リアルな体験を在学生は行っています。
おそらく、授業と家庭の往復だけよりも、多くのことをそこから学べているはずです。
私も本学の教職員のひとりとして、そのような生の体験を
これからも学生に伝えていければ・・・と考えています。
進路支援担当 奥貫