埼玉純真短期大学 SD研修会を行いました

 福岡県にある、本学の本部である純真学園より、法人事務局 中川法人本部長を招き、SD研修会を行いました。本学では、定期的に教職員がFD&SD研修として、自らの職能を高め、大学運営をより良くする視点で互いに発表をし、意見交換を行っています。
 FDとは、大学の教員が自らの授業力を高めることを目的とした研修を行うもので、SDとは、大学教職員全てが参加して大学のスタッフとして、大学のサービスや地域貢献、委員会組織や仕事等の質向上のために研修を行うものです。
 今回は、SDとして、教職員全体が把握しておく必要のある「私立大学等経常費補助金」についての研修を行いました。
 
 私立大学は、①学生の皆さんからの学費(納付金)と、国からの補助金に支えられて存在していること、②補助金はさまざまな理由で減額措置が課せられることがあること、③現在補助金のための資料作り等の作業は以前よりも複雑化し、年間を通して作業を行う必要があること、などが最初に述べられました。更に現在、補助金の獲得と維持のためには、教職員が一体となって協力して取り組む必要がますます高まっているということです。
 
 本学ではトイレの改修が終わり、老朽化していた音楽室や、ピアノ個人レッスン室の改修工事が入っています。その他にも、学生のために必要な施設設備を整えるための計画も進行しています。「学生達のために、環境を整えたい」「設備を新しくしたい」という時に、学納金と補助金の二つがとても力になることが分かりました。逆に言えば、補助金が減額されていたり、学納金が少なかったりすると、そのような大学の環境整備が行いにくくなるということを、

より明確に数字で理解することができました。学生数の定員割れがあると、補助金は減額されますので、それが続いていく場合は、学納金も補助金も入らず、環境整備にかける資金がなくなってしまうという流れも見えました。

 18歳人口の減少とともに、各私立大学・短期大学でも学生数確保は重要課題です。それは、学生のための教育資源を充足させることや、教職員の給料及び様々な研究活動・教育活動を支えることに大きく関わってくるからでもあるからです。
 「より良い大学教育を、より良い環境で、学生のために行いたい」というのが本学の教職員の願いです。現在は2年連続して学生数は定員を充足しています。今後も、たくさんの高校生に「埼玉真短期大学で学びたい」と思って来てもらえるよう、教職員一体となってFD&SD研修会を有意義なものにし、大学全体を捉える大きな視野を持って、「より良くしていこう」という意識を高めていけたらと思います。

 最後に、中川本部長、法律や補助金の歴史を踏まえた、大変有意義なご発表をありがとうございました。

FD&SD委員長 細田 香織

2月26日(水)に学校法人純真学園法人事務局 中川幸広法人本部長
に本学で令和元年度 埼玉純真短期大学SD研修会の講師をお願いいたしました。

講演は、私立大学等経常費補助金に関する解説と今後の展望・課題と方策に
ついてなど、本学の教職員にとって非常に重要な内容でした。

全体の概要や補助金の交付状況、埼玉純真短期大学収支状況を
丁寧にお話ししていただき、分かりやすく、教職員一人ひとり
納得しながら聞いておりました。

最後には、今後の展望・課題と方策としていろいろなアドバイスをいただきました。
今日の講演の内容を今後の埼玉純真短期大学の発展に活かしいきたいと心に決めた
研修会でした。

学生係 田中

埼玉純真短期大学 SD研修会を行いました

2020.02.28

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