
2018
11.01
2018年度後期最初のFDSD研修会を行いました
本学では、拡大教授会の後にFD&SD研修会を行っています。
FD&SD研修とは、大学教職員が、大学の教育や研究、事務局等の質を
より高めることを目的として共に研修を行うものです。
今回は、
①8月に行われた「埼玉県私立短期大学協会」主催の研修会で、
他大学の教職員と、6つの分科会に分かれて協議を行った内容の報告会
②9月に行われた「私立短期大学協会」による「認証評価」を受けての報告会
の2つを開催しました。
①では、それぞれの分科会に参加した教職員より、
各大学での課題や工夫、展望について研修会で協議された内容の報告が
なされました。
この報告を受けて、どの大学も、似たような課題を持っていたり、
それをどのようにクリアするか工夫をしていたりしていることが分かりました。
本学も、学生支援や実習・就職・地域支援・広報等について、
様々な課題を持ち、取り組みを工夫していることがあります。
それらを、短期大学間で交換することで、
埼玉の短期大学が、共に高まっていく力になるのだろうと、
「好敵手でもあり、同士でもある短期大学」について考える機会にもなりました。
また、他大学と違う、本学の良さということも、感じることができました。
②では、「認証評価」を受けての、今後の課題と展望についてのお話しがありました。
認証評価とは…
平成16(2004)年度から、全ての大学、短期大学、高等専門学校は、7年以内ごとに 文部科学大臣が認証する評価機関の評価を受けることが法律で義務付けられました。 これを認証評価制度といいます。 当機構は文部科学大臣により評価機関として認証されています。 そのことにより我が国の大学等がより発展すると期待しているからです。 日本では、大学や学部を作るときに国が定めた基準を満たしているかを 厳しく審査しています(設置審査)。 しかし大学が完成した後、その基準が守られているか、研究・教育が適切に 行われているかをチェックする公的な仕組みがありませんでした。 そこで国は、大学等に対し、自己点検・評価を行い、 それを改善につなげるよう求めました。 その後、それを第三者によって検証することにしたのが認証評価です。 公益財団法人 日本高等教育評価機構(https://www.jihee.or.jp/outline/about.html)より |
上にあるように、認証評価は、各大学が自分達で業務や内容について
「自己点検」を行っているものについて、「第三者=私立短期大学協会」が
外部の目からチェックする機会のことです。
このチェックを受けることで、各大学は自分たちの取り組みの良い点や、
改善点を伝達していただくことができます。
「認証評価」を受ける大学の取り組みや資料に相当な不備があったり、
適格の判定に届かない大学の取り組み内容であったりした場合は、
合格とみなされない場合もあるので、全学を挙げて、協力しながら資料を準備したり、
報告書を作成したりしてきました。
評価員の方からいただいた言葉や、本学の取り組みの良い点、改善点について、
小澤先生より詳しくスライドで報告がありました。
また、藤田学長からは、7年後の本学について、
今後の展望や日々の物事への取り組み方についてのお話しがありました。
大学とは、学生への様々な支援、就職に向けて確かな力をつけるための
工夫をするのはもちろんのこと、研究機関として、地域資源の一つとして、
他機関との重要な連携場所としても機能していなければならない場所であることが
よく分かりました。
様々な側面についても教職員は意識を向上させながら、よりよい大学づくりに励み、
それが大学の信用に直結してくるものであろうということを、本報告会を通し考えました。
日々勉強、日々向上、ということを念頭に、
よりよい埼玉純真短期大学を皆で創っていくという意識を、
研修会は呼び覚ましてくれます。
今後は、各教職員が自分の授業改善や、事務の仕事についての
課題と改善等について発表していく予定です。
(FD&SD推進委員会 委員長 細田)