
2014
06.04
就職問題研究協議会に出席して
6月3日(火)、埼玉県私立短期大学協会が大宮ソニックシティにて開催しました
「就職問題研究協議会」に出席してきました。
今回、この協議会に参加した短期大学は、10大学16名でした。
冒頭の挨拶では、会長の大野先生から「短大生の就職状況が厳しい」との発言があり、
埼玉県労働局の配布資料でも、大学卒を含めた求人状況は少しずつ改善しつつも
依然として厳しい状況が分りました。
ただ、専攻学科によっては大きく差があり、
例えば、本学のような保育・幼児教育系では就職状況は良好ですが、
就職先が民間企業を対象にしている場合は、就活学生が苦戦を強いられ、
大学のキャリア支援においても対応方法が異なるようです。
一部の分野では、求人は多くとも雇用条件が厳しく、
講師からは、雇用均等の面においても、求職者がもっとハローワークなどに
相談してほしいとの説明がありました。
この状況の中で、ハローワークでは、
新卒者への採用試験の模擬面接や短大への出張相談、ガイダンスの開催、
就職後のフォローなどの個別支援を行っているそうです。
本学の場合、就職先のほとんどが幼稚園や保育所なので、
学生を指導する教員と就職先の幼稚園や保育所などとのつながりが大きいかと思いますが、
ここでハローワークとどのように連携できるか、今後の検討課題になるのかもしれません。
さて、キャリア支援とは何か?
今回、参加の大学からの報告として、学生が卒業して就職しても、
在学時の担任が就職後のフォローをすることによって離職を抑えているという
紹介がありました。
これからは、学生が就職先を決めた段階で支援を完了するのではなく、就職後のケアや
離職した場合の再就職斡旋のための態勢を強化していかなければならないでしょう。
事務局 係長(進路支援担当) 中村 周