毎朝、通勤する道筋には、近頃、シオカラトンボが
多く飛ぶようになりました。
時折、ばしっ、と乾いた音を立てて、雄同士が
ぶつかりあっています。
そろそろ二連になって飛ぶ、恋の季節なのでしょう。

さて、この暑い中、近くの屋敷森があるご家庭の裏側で、
雉を見ました。
雄と雌が一羽ずつです。
雌は茶色の本当に地味な色合いで、つつつっと歩いては
じっとしてを繰り返しています。
雄はと言えば悠然としたもので、畑の中で砂浴びをしていました。
こちらが見ていても素知らぬ顔。
しかし、あの自然の配色には本当に瞠目してしまいます。

夕立の後や朝方の雨の後、田んぼや畑の作物の上には、
きらきらっと輝く粒があります。
太陽光線がさっと射す度に、粒を通して虹彩が見えます。

世の中にはいろいろな色があふれています。
こんな事柄も学生がほんの少しでも気づけば、
先生になっても子どもたちに教えていけるのかな、と思います。

以上

進路支援担当係長　奥貫

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