9月18日に保育実践演習の授業の一環として、
東京都児童相談センターを見学しました。

東京都の11か所ある児童相談所のセンター的役割を担っている場所で、
入口を入ると一時保護所の子どもたちが遊ぶ庭があります。

入所している子どもたちのほとんどが虐待を受けた子どもであり、
措置が決定するまでの間、一時保護所が生活の場となります。

保育士が関わる場合、
一時保護所の子どもたちの世話をする仕事に就くことになります。

学生たちはめったに見ることができない施設内を、
緊張感を持ちながら興味深そうに見学していました。

実は私は10年以上前に見学したことがあり、2回目の訪問でしたが、
施設の様子は当時と全く変わっていませんでした。

老朽化と震災の影響を受け、来年度は新たな場所に移転するそうです。

虐待の対応に忙殺される職員の方々と
子どもたちの過酷な現実を垣間見る体験になりました。

センターの佐藤さん、ご案内ありがとうございました。

こども学科 講師・「保育実践演習ゼミ」担当　稲垣 馨（臨床心理士）

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