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各大学の取り組む地域連携は多様です

講演会場

埼短協の教職員研修会の分科会4「地域連携」の概要は次のとおりです。

本分科会に16名の参加者が集まり、各大学の取り組みが報告されました。

各大学では、大学が設置している学部や学科の特長を生かし、
工夫しながら大学が持つ資源の活用を図り、
多様な地域連携を実施していることがわかりました。 

具体的な実践例をあげますと、

・子ども大学や公開講座を地元の教育委員会と連携して実施する。
・「○○祭り」等地元のイベント事業に参加する。
・多くの大学が公開講座を実施しています。修了証書を発行しているところもありました。(語学、パソコン、女性力、歴史、ダンス、心理学、七宝焼き、料理、お菓子づくり、絵画、農業体験、栄養、スポーツ、健康プログラム、ウォーキング、ヨガ、ゴルフ、水泳、いじめ問題、音楽)
・公開講座のあり方も、一定回数をまとまりとする講座の参加を促す方法から、単発で実施する方法までありました。
・対象者の年齢に合わせた内容を取り上げ、実施する。(高校生、高齢者)
・独自に「コンテスト」を実施し、賞を授与する。(料理)
・リカレント教育(看護師、介護士、保育士等)として、現場に役立つ情報提供や研修の場として実施していました。
・学生のボランティア活動も盛んで、「地域活動」「小児看護学」「社会活動」等の授業の体験活動として行っているところもありました。

課題としては、
・公開講座などの情報を地元の広報誌やHP・新聞のチラシ広告でPRするところもあれば、PRがなかなかできないところもあり、さらに工夫が必要であること。
・公開講座の参加者も講座によって、5名~100名以上と差がある。
・幼稚園・保育園・現職研修会等にあっては、研修会テーマの設定を、参加者のアンケートに基づき設定するなど、内容の充実が大切なこと。
・緊急・災害時の際の連携のあり方も考えなければならないこと。

等、様々な情報交換の場になり、気づきが沢山ありました。

打ち上げバーベキュー

こども学科 教授 伊藤道雄

各大学の取り組む地域連携は多様です

2012.09.11

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