
2012
09.11
大学間の情報交換はたいへん役立つと感じました
~埼玉県短期大学協会 教職員研修会 報告~
研修会は、分科会でも全体会でも、
各大学とも共通する問題・悩みを抱えていることが分かりました。
その中で、各大学の取り組み方には学ぶ所も多く、
このような情報交換をすることで、
抱えている問題に対する策のヒントを得ることができました。
これからの短期大学存続のためには、1大学内だけでなく、
大学間の情報交換などの協力も必要な事であることを感じ、
とても有意義な研修会であったと思います。
分科会で話し合われたことから、学生のコミュニケーション能力の低下、
入学後の進路変更やメンタル面での対応方法等、
同じような悩みを抱えている大学が多いことがわかりました。
奨学金の利用者が3割から半数に達する大学も多く、
経済的に困難な状況にある家庭の学生も多いことも分かりました。
また、それぞれの大学では、学生相談、実習の時期、担任(ゼミ)制など、
学生指導において独自の工夫があり、
これからの学生指導に参考になることが多くありました。
分科会での活発な意見交換は時間的制約もあり、
100%とは言えませんが、役立つ情報交換はできたように思います。
本学のような、学生ホルダーを作成し、共有している所は少ないことや、
学生の個人情報という壁が学生指導における障壁ともなっていることも同じ悩みであり、
理解もできる有意義な研修であったと思っています。
第2分科会:「学生生活支援」
◇分科会◇
① 参加校の概要説明
・学科、在籍学生数、各校における学生生活の特徴
・学生生活支援制度の特徴
・クラス担任制
・クラブ活動等の支援策
・個別学生支援の内容、メンタルサポート制度など
② 報告
・各校が力を入れている学生生活支援の取り組みや課題
・アドバイスをいただきたいテーマ
<主な内容>
1.メンタルサポートの必要な学生に対する対応方法
2.実習実施に関する学生のメンタル面での制限や実習先との対応
3.目標を見失ってしまった学生への対応方法
4.出欠席の管理や学生指導のタイミングと担当者
5.学生情報の共有方法と個人情報管理体制
…などについて、話し合われました。
学生部長 髙橋 努
学生・進路支援係 相馬 萌