
2012
09.11
平成24年度 埼玉県私立短期大学協会教職員研修会
第1分科会は20名ほどの教職員が集まり進められました。
まず感じたことは、それぞれの大学、学科が違っても(保育系やビジネス系など)、
抱える悩みには差がないことでした。
つまり、入学する学生の学力差、
漢字や算数といった基礎的な内容の習得が不十分であるといったことは、
どの短大でも同じなのです。
しかし、同時にそうした状況に対して、ただ傍観しているのではなく、
それぞれの短大が工夫して、あの手この手と方策を立てている点にも感心しました。
例えば、ある短大では独自に基礎ドリルを作り、入学前から取り組ませており、
ある短大では1週間ごとに基礎内容のテストを行い、成績上位者を表彰するなど、
独自の工夫を行っています。
ちなみに本学でも、学生が教員や友人を交えて、自由に勉強できるように
「チューターズルーム」を設けていたり、
1年生を対象に1週間ごとに
保育・教育実習や就職後に必要な用語や漢字のテストをするなどの対策をとっています。
これらの取り組みが、
学生にとって、どこかで、何かの機会に役立てられれば嬉しいですし、
たとえ目に見える形でなくても、
学生の人間としての素地作りのひとつとして役立つならば、
学習支援を積極的にすすめる意義があると考えています。
こども学科 講師 安村(浦)由希子