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廃棄雑誌を教職員・学生へ頒布

図書館では毎年度、保存年限の過ぎた雑誌を廃棄処理し、その不要になった雑誌を教職員や学生に譲渡しています。今年は6月18日から29日までの2週間、2階閲覧室に廃棄雑誌を並べて、希望する皆様に頒布しました。

当館での雑誌の保存年限は、学術・専門雑誌が3年、一般・娯楽雑誌が1年となっています。今回廃棄対象となった雑誌は、和雑誌98タイトル、外国雑誌25タイトルでした。

一般的にこれまでの大学図書館では、学術・専門雑誌は永年保存のため製本したり、電子化(さらにそれ以前はマイクロフィルム化)していましたが、現在は、排架スペース確保のため、保存年限を定めて廃棄する傾向が増えています。

ただ、廃棄雑誌とはいっても貴重な情報を掲載しているわけですので、教職員や学生に需要があり、有効に再利用されています。教員の場合は、各専門領域に該当する雑誌の希望が多く、学生の場合は、絵本雑誌や可愛い素材を掲載している保育雑誌や娯楽雑誌に人気が集まります。

廃棄雑誌の頒布1 廃棄雑誌の頒布2

大学図書館の雑誌は、主に、教員の研究活動や学生の学習・キャンパスライフ充実のために購読しています。購読中は学内の共有資源ですが、これが、廃棄となっても譲渡による利用の循環が行われることは、図書館としても大変喜ばしいことであると思います。

ご協力ありがとうございました。

図書館・情報係長 中村 周

廃棄雑誌を教職員・学生へ頒布

2012.07.05

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