2012
06.19
保育所実習で利用した絵本の紹介
7月2日から、乳幼児保育コース2年生の保育所実習が始まります。
そこで、今年の3月に卒業して園に就職した2名の卒業生(学生図書委員でした)より、在学時の保育所実習で利用した絵本の紹介をご案内します。先輩の経験を参考にして、約2週間の実習のため、しっかりと準備をして臨んで下さい。
私は実習で『そらまめくんのぼくのいちにち』を読みました。『そらまめくんのぼくのいちにち』は感動する場面の絵が画面いっぱいに広がり、また、文字が大きく太く書かれているので、子どもが親しみやすいと感じました。また、子どもたちがそらまめくんの気持ちに共感しやすいと思い、この絵本を選びました。
絵本を読む時に気をつけている事は,登場人物ごとに声を変えることと、ページをめくる時に子どもの表情を見ること、読むテンポに気をつけて読むことです。これらのことに気をつけて読んだら、子どもが集中して絵本を見てくれるようになりました。
また、絵本を選ぶ時に気をつけていることは、ストーリーが、その年齢で共感できるかや、絵本の絵がわかりやすいかです。それらに気をつけて選んだら、子どもが「次何読むの?」「また読んで~」と言ってくれる様になりました。
熊井 茜(平成24年3月 乳幼児保育コース卒業)
この絵本は、なんでもしりとりでなければ気がすまない王様のお話です。
私は、実習でこの絵本を読みました。お話の中で、いろいろなものがしりとりになっているので、絵をみせて、子どもたちに問いかけながらやると、一生懸命答えてくれるので盛り上がりました。
しりとりを知っている子どもたちには、次になにが出てくるか一緒に予想しながら、読み聞かせができました。しりとりがまだできない子どもたちにも、しりとりのルールを楽しみながら伝えられると思います。実習先の先生にも「子どもたちが参加できるし、面白い絵本だね。」と言ってもらえたので、おすすめです。
間庭彩乃(平成24年3月 乳幼児保育コース卒業)
紹介した2冊の絵本は、図書館に所蔵しています。ただ、これはあくまでも卒業生たちの例なので、実習指導の先生方に相談し、自身で判断して、綿密に実習計画を練って下さい。
図書館・情報係長 中村 周