2011
10.18
‘秋を楽しむ’MYプランターを制作中!
「保育内容(環境)指導法」の時間に、
お花のスペシャリスト、小磯先生をお迎えして、
「花育」の授業を組み込んで頂きました。
植物の種類や育て方、目のかけ方等、
豊富な知識とご経験から、
とても中身の濃い授業を展開してくださっています。
もちろん、実際に植物と土をさわって体験する‘実習’付きの授業です。
今回は、14種類の植物の中から、好きなものを12株選び、
プランターにレイアウトして植える授業でした。
小磯先生からのお題は、
「一箇所自分の置物を置く場所を空けて植え込むこと」です。
来週は、自分で作った飾り(置物)を加えて、
オリジナリティーあふれるプランターに完成させるのです。
細田も、張り切って参加しました。
自宅でお花を二種類育てていますが、
プランターに何種類も植えるのは初めてです。
学生と一緒に、レイアウトに悩みました。
背の高いもの、
中くらいのもの、
低いもの、
花が大ぶりなもの、
葉を楽しむもの等々・・・
様々な種類の植物が用意されていましたが、
レイアウト次第で、印象が大きく違うとのこと。
「プランターの中に、二等辺三角形をいくつも作る要領で植えるといいですよ」
という助言をいただき、
植え替えてみると、確かに奥行きが出て良い感じになりました。
その後の水やりは、大きなじょうろ三杯分。
最初にたっぷり水をやっておくと、
その後は一日おきの水やりでよいそうです。
遠い水道から水を運び、三往復するのが一苦労です。
自分で選び、植え込み、水をやり・・・
この苦労が愛着に変わっていくのだなあと実習を通して実感したことでした。
学長先生のブログにもありますが、
確かに、花を育てるのは子育てと似ています。
苦労があるから、愛情がひとしおなのでしょう。
これから、自分のプランターは自分で責任を持ってケアしていくことになります。
次回は、植物のケアの仕方の授業です。
学生達も、
いきいきと楽しそうにプランター製作に励んでいました。
素敵なプランターがたくさんできました。
これらは、クラスごとに場所を分けて学校に飾りました。
秋~冬にかけて、お花は少ないのではないかと思っていましたが、
たくさんの花々の美しく元気なこと、元気なこと。
冬まで楽しめるそうです。
細田はこの授業を、
1・2・3限と、クラスを入れ替えて受け持っているのですが、
あまりに楽しかったので、
全ての時間学生と一緒に、1つずつ作ってしまいました。
ということで、
細田がケアするのは3つのプランターです。
更に、
休みだった学生(一ヶ月、小学校実習に出ている学生もいます)の分の植物も、
細田が責任を持ってケアするので、あらあら、水やりが大変・・・
と終わった頃に気付きました。
けれども慌ただしい日常の中で、
植物をよく観察し、
水をやる時間は豊かな時間だと思います。
「生命に触れる時間」
「美しさを感じる時間」が
大人にも子どもにも、大切ですよね。
ミヒャエル・エンデ作の児童文学『モモ』の内容をあらためて思い出しました。
そういえば、『モモ』の中で、時間は美しい花として表現されていました・・・
皆さんも、忙しい日常に、
ふと植物の美しさに目をとめてみてはいかがですか?
植物を育ててみると、また1つ違った世界観の扉が開くかもしれません。
こども学科 講師 細田香織