「保育者のための社会人基礎講座」

新年最初の「保育者のための社会人基礎講座」の授業は、(株)言葉こころ所作研究所代表のましのせつこ先生をお招きして、特別授業を実施しました。

コミュニケーションスキルアップのための「きく」「はなす」についての講義です。

 

【写真①】

 

子どもたちの可能性を伸ばすのも縮めるのも先生の接し方次第です。

幼少期の記憶は子どもの成長過程において大きな影響を与えるからです。

授業の冒頭に先生はこのようにおっしゃいました。

 

【写真②③】

 

教室にお邪魔したとき「お地蔵様ゲーム」の最中でした。

ペアを組んで自分の趣味や最近楽しかった出来事について相手に話します。

聞き手は、相づちや笑顔を禁止し、お地蔵様のように微動だにせず聞くだけです。

するとどうでしょう。

話し手は悲しく寂しい気持ちになり、共感してもらえていないと感じました。

次に聞き手には先ほど禁止された行為と真逆に、大きくうなずき笑顔で質問してもらいます。

話の内容は同じですが話し手はたちまち笑顔になり会話が弾みました。

話を聞いてもらえた安心感や理解してもらえたという喜びは、相互の信頼関係の土台となるそうです。

 

【写真④⑤】

 

今回ご紹介したのは授業のほんの一部ですが、今後、保育者として教育者として子どもたちに接する際に心に留めておきたい内容だったと思います。

学生のみなさん、子どもたちと接するときは必ず視線を合わせて大きくうなずき共感してあげてくださいね。

 

ましの先生、お忙しい中、学生のための特別授業ありがとうございました。

1年後、学生たちが立派な先生になれるよう温かく見守っていてくださいね。

 

教務係 寺田

「保育者のための社会人基礎講座」

2024.02.02

  • LINE
  • Twitter
  • Facebook