2019
12.17
落語家 桂宮治さんの講演会
桂宮治さんが「落語とコミュニケーション術」の講演に来てくださいました。
1年生は、桂さんのお話しと落語を堪能し、大変貴重で楽しい時間を過ごしました。
この日の日本語表現の授業で、1年生全員が落語の基礎的なことについて事前に学んでいたこともあり、
午後からの落語をとても楽しみにしている学生が多くいました。
桂さんのお話しの前半は、コミュニケーションの醍醐味でした。表情の重要性や、笑顔でいることの
効果・大切さ、相手と仲良くなりたい時には同じタイミングで同じ動作をすると良いこと(ミラーリング)
など、様々なコミュニケーション術を表現豊かに伝えてくださいました。
また、「落語の道具や決まりごと」や「どういうところが笑いどころか」、ということについても
実演を交えて教えてくださり、とても興味深く、また楽しく大笑いしながら学ぶことができました。
‘学びの中に笑いがたくさんあることの豊かさ’を感じたことでした。
学生の一人と私(教員)は、なんと‘高座に上がって笑いを取る’という貴重な体験をさせていただき
ました。学生は洒落を一つ教えてもらい、振りつきで体験しました。私は「適当にそばでも食べて
いてください」というのみの指示をいただき、桂さんからのたくさんのツッコミをいただくことで、
高座にて大爆笑を取ることができました!ありがたいことです。落語家の方が、所作の一つ一つに
どのように気を配るのか、どれほどの練習を積んでいらっしゃることか、ということも体験を通して
感じられたように思います。
落語は子どもが登場する滑稽噺の「初天神」でした。実は、私はこの噺も大好きです。
「初天神」やってくれるといいね、と1Bの授業では話していた演目でもありました。
とても楽しく、大笑いをして聞かせていただきました。
羽生まで、はるばるお越しくださった桂さんですが、とても嬉しいことをおっしゃっていました。
「これまで小・中・高・大学と、たくさんの学校に行ったけれども、こんなにも挨拶を皆がして
くれるところはなかった。」「保育者になった皆さんに、自分の子どもを預けたかった。」とのこと。
学生の良いところをこのように伝えてくださったことに、とても感動しましたし、私も嬉しい
気持ちになりました。笑顔を引き出し、良さを言葉にして伝えて下さる桂さん、これからますますの
ご活躍を確信しました。
その後放映したテレビ番組の「笑点」で、若手噺家とレギュラーメンバー対抗大喜利にご出演なさった
桂さんは、やはり一番多くの座布団を獲得されていました!
桂宮治さん、素晴らしいひとときを、ありがとうございました。
(文責 細田香織)