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夏休み前のキャリアガイダンス

学生にとっては夏休み直前のキャリアガイダンスを、金曜日の5時限目に開催しました。

求人の依頼状を幼稚園・保育所や施設へ向けて発送し、
少しずつ求人票も届き、公務員試験などの情報も揃い、
学生の就職活動が本格化しています。

実習へ行った学生には実習園から採用へ向けた声掛けもあるようで、
既に内々定をいただいているケースもあるようです。

今回のキャリアガイダンスでは、安倍進路支援部長やゼミ担当の教員から、
夏休み中の就職活動&採用試験対策などの心構えを説いていただきました。
お盆休みは就職先である各園も休みに入りますし、
夏休みは気が緩みがちになりますので、学生の皆さん!引き締めていきましょう!!

  

さて、学長の藤田先生がよく
「就職支援は“斡旋”することではない」と言われます。

例えば、
“遠方からはるばる求人票を持って来ていただいた園に懇願され、
就職が決まっていない学生のAさんが丁度いるから、勧めて送り込もう…”
というのでは、単なる斡旋です。

その学生の希望や性格、将来性を見極めて、
就職先になるであろう園や施設の特徴や運営形態、評判なども考慮し、
ベストな内定をいただくことが望ましいでしょう。

私は、自分のこれまでのキャリアを振り返ると、図書館業務が八割を占めます。
大学図書館の一番重要な業務はレファレンスであると言えます。
本来のレファレンス業務とは、
利用者が求める文献を、まず、司書が理解し、
それに近い文献を数点探し出し(または取り寄せて)、
内容を紹介しながら提供することです。
「これを読みなさい」という対応はしない方がいいでしょう。

実は進路支援の業務は、この図書館のレファレンス業務の性格に非常によく似ています。
それは、「文献」を「就職先」に置き換えることで分ります。
求職の学生が、就職したい園や施設はどこなのか明確には分からないケースが
よくあります。
そこで、その学生が求める就職先をリサーチして、
その学生の方向性を見つめて、求人票を用意し、
採用試験に向けた対策を立てて支援し、内定を勝ち取ります。

そのような意味でも、この業務にとても興味を持って取り組んでいるところです。

せっかく就職した学生が、一年も経たずに離職してしまうのであれば、
あまり好ましいとはいえないキャリアを踏み出したことになってしまいます。
決して斡旋ではない進路支援を心掛けたいと思っています。

事務局 係長(進路支援担当) 中村 周

夏休み前のキャリアガイダンス

2014.07.19

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