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図書館サービスのあり方を考える

10月19日(金)、本学が加盟する私立短期大学図書館協議会の研修会(関東甲信越地区)に参加してきました。

研修会場

図書館司書課程のある上田女子短期大学の木内公一郎先生と大学図書館におけるご経験も豊富な前川和子先生(大阪大谷大学)のお二方の講演を拝聴させていただきました。

木内公一郎先生   前川和子先生

木内先生は、上田女子短期大学の図書館司書フィールドとブライダルフィールドの学生が、授業や実習、ボランティア、インターンシップ、サークル活動などを通して、在学中に将来就きたい職業への意識を高めるために“職業的社会化”プロセスの重要性を説かれました。キャリア教育に結びつくような学習支援の中で、図書館が“場”を提供することや実践的な支援をすることが必要であるという再認識ができました。

前川先生は、図書館を活用する上で「情報サービス(レファレンスサービス)」をより充実させていかなければならないが、はたして学生はこのサービスについてどれだけ把握しているかということを話していただきました。アンケート調査により、学生側からどのようなPRが効果的であるかを求め、利用者側からの視点で考える周知方法も有効であることがよく理解できました。

研修会場となった聖徳大学川並弘昭記念図書館は、子ども学系の領域を持つ短大(大学)の図書館としては非常に規模が大きく、100万冊の所蔵が可能な書庫や、貴重品を展示する博物館、こども図書館などを擁し、故川並弘昭先生の図書館への想いが強く感じられるような極めて充実した図書館でした。

自動書庫 ラーニングコモンズ 聖徳博物館
貴重書展示ラウンジ 本の紹介 閲覧室
こども図書館1 こども図書館2 館内で水が飲めます

本学では、保育・幼児教育系を専攻する学生が多く、授業や実習、ボランティア、地域活動を通して、就職を身近に意識する機会は非常に多いと思います。その環境の中で、図書館でも学生のキャリア形成のための支援を考えて、より良いサービスと情報提供をしていきたいと思います。

図書館・情報係長 中村 周

図書館サービスのあり方を考える

2012.10.23

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