2012
08.30
教員のオススメ本と学生図書委員からメッセージ
本学の図書館の蔵書は、主に教員による選書や学生からのリクエストによって購入した書籍で構成されています。今回、安倍先生から皆さんへお薦めしたい本の紹介をします。
あわせて、図書館を利用する皆さんをサポートするために、本学では学生の図書委員がいます。その図書委員の江原さんより、メッセージが届いています。
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● 白石正久『発達の扉』かもがわ出版
上巻:子どもの発達の道すじ
下巻:障害児の保育・教育・子育て
● 品川文雄・越野和之・麦の会『学び合い・育ち合う子どもたち ― 明日の授業をつくる』
この本は、それぞれ対象とする年齢や種別は違いますが、障害児・者について学ぶことができます。
白石正久さんの『発達の扉』は上巻では、0歳から6歳までの子どもの月齢に応じた心身の発達について、白石さん自身の写真によってわかりやすく学ぶことができます。また下巻では、上巻を踏まえた上で障害を持った子どもの保育・教育・子育てについて、様々な事例を通じて学ぶことができます。特に下巻については、単にどのように接したら良いのかという「ハウツー」ではなく、「子どもの発達を保障する」という視点から、白石さんの温かい眼差しで子どもたちに接していることが伝わってきます。品川さん・越野さん・麦の会の『学び合い・育ち合う子どもたち』も白石さんと同様、「ハウツー本」ではありません。しかしながら、障害児と日々向き合い、子どもたちの思いを受け止め、それを作り上げた授業実践の記録からは、まさに「人が人に働きかけ、新しい知識、技能、感性などを育む」(本書p.5)と教育という営みの原点を見ることができると思います。
本学の授業で障害児保育・教育に興味を持った人には是非読んで欲しい本です。
こども学科 講師 安倍大輔
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純真の図書館は、とても雰囲気が良くて、たくさんの子どもに関する本や、絵本、紙芝居などがあります。また、空調が完備されてるので、夏は涼しく、冬は暖かい中で自分の好きな本が読めます。ファッション雑誌なども置いてあり、好きなときに読めます。古くなった雑誌などはもらう事もできます。レポートなどを書くときにも純真の図書館には子どもの本がたくさんあるので、とても活用できます。また、読み聞かせの練習のために絵本が必要なときにも、絵本がたくさんあるので自分が探しているものが見つかります。そして、純真の図書館の中にはパソコンがあり、そのパソコンで自分が探している本があるか調べられるので、とっても便利です。
みなさんにもぜひ、純真の図書館をたくさん利用していただきたいです。
図書委員 江原桃代(乳幼児保育コース 1年)