行田市教育委員会教育長   鈴木トミ江先生の特別講義

2019年8月21日(水)「学校経営と管理」の授業は、行田市教育委員会の鈴木教育長による特別講演でした。

はじめに、学校についての基本的なことを教えていただきました。実際に教育現場でご指導にあたっていらした先生の経験談は、とても説得力があります。

ところで、学校とはどんなところでしょう?
それは、3本の柱で構成されているそうです。

①安心・安全であるところ 

     これは、子供たちが安心して登校できることや、危害を加えられることがない、危険な目に遭うことがないような環境だということです。

②成長がわかるところ
 
     これは、日々の成長を感じられる場所ということです。
     成長を褒め自信をつけさせることが大切だそうです。

③教育の最先端であるところ

     教育の不易と新しい教育の流れのバランスを保ちながら、社会に開かれた教育課程が求められているそうです。

学校経営については、さまざまな分野での管理が必要だということを学びました。

「教育課程」「児童生徒」「教職員」「施設設備」「予算」「公文書」「情報」などです。

そして、学校に求められているもののなかに、「連携」という言葉がありました。
これまで以上に、保護者、行政、地域との連携が必要になっているそうです。

また、「教員に求められるもの」を幾つかお話しいただきました。
信頼される教師になるには、「笑顔」「話や行動がブレない」「約束を守る」「常に子供に寄り添う」という4つのポイントが挙げられました。

小さな子供を預かることが多い保育士や幼稚園教諭の現場では、子供に寄り添い、保護者との深い信頼関係が、最も重要となるでしょう。

最後に、2つ物語を題材に、相手を思う心の美しさや、心豊かに生きることの大切さについて、学生とともに話し合い考える機会を設けてくださいました。

実習が目前に迫った学生にとって、本日の特別講演は大変有意義な時間になったことでしょう。

鈴木先生、本日はお忙しい中、本学学生のためにお越しくださいまして、ありがとうございました。

教務係 寺田

行田市教育委員会教育長   鈴木トミ江先生の特別講義

2019.08.21

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