震災復興ボランティアに関連した画像

震災復興ボランティア

夏休みを利用して、
岩手県陸前高田市に学生限定のボランティアツアーに参加しました。

思い立つのが遅かったので一人での参加でしたが、
おもいがけず一人で参加した学生が多く、
中には九州や名古屋から来たひともいました。

皆やる気に満ちていて、
私も頑張ろうという気持ちで出発することができました。

新宿を夜10時に出発し、
翌日1日活動をして、
深夜発のバスで帰るという0泊3日の強行スケジュールでした。

陸前高田市の災害ボランティアセンターに到着したときは、
市内の内陸部は美しい田園風景が続いていて、
震災の被災地であることが信じられませんでした。

しかし、ボランティアセンターから活動地の沿岸部へ進むと、
ぼろぼろになった車や水浸しになった町、
ガレキの山があらわれ、
まさにここでたくさんの人がなくなり、
町がなくなってしまったということを実感しました。

 震災の爪痕1  震災の爪痕2 

私が行った活動は、
津波におそわれ荒れてしまった土地の除草作業でした。

3時間ほどの活動で土地はきれいになりましたが、
慣れない作業でとても疲れてしまい、その活動で1日は終了しました。

作業中にガレキとともに、
生活用品がでてきたり、
ゴルフのトロフィーがでてきたりもしました。
それらは『思い出の品』と呼び、その土地のひとに確認をして処置をするそうです。

除草作業に参加した人は70名程いましたが、
その人数で1日がかりでたったこれだけのことしか出来ないのかと、
自分の無力さとボランティアの必要性を改めて感じました。
機会があれば何度でも被災地に向かい、
ボランティア活動を続けたいと強く思います。

ちなみに、
陸前高田市のボランティアセンターでは
その日500人ほどが活動に参加したそうです。
また、今までにのべ5万人が利用しているといいます。

 ボランティアセンター 

ボランティアツアーや会社の団体などいろいろなひとがいましたが、
外国人の夫婦が個人で参加しているのを見て、
感謝の気持ちでいっぱいになりました。

埼玉県に住んでいると、東日本大震災の被害を実感しにくいものがありました。
しかし、実際にこの目で見て、ボランティアを行うと、
また違った見方で考えることができるようになったように思います。

時が経つにつれ、
更に被災地のことを考える機会が減ってしまうように思いますが、
これからも自分に出来る限りのことをしていきたいと思います。

これからボランティアをしてみようかと思う方、ぜひ一緒に参加しましょう!!

こども学コース2年 長谷由以子

震災復興ボランティア

2011.09.29

  • LINE
  • Twitter
  • Facebook