第8回 研究セミナーを開催しました

 10月27日(土)に「第8回 研究セミナー」を本学で開催
しました。

今回のテーマは
『発達障がいのある子の教育・子育てに~青年期の悩みに寄り添う~』
でした。

 午前は、1~4の講座に分かれて、ワークショップを行いました。

学生スタッフも受付や誘導、食事の手伝いをしました。

講座1 
『音楽・音を楽しむ授業づくり』
 発達支援教室ビリーブ代表 加藤 博之様、
埼玉純真短期大学 小澤 和恵先生、小澤 俊太郎先生より
「より良い授業作りのために必要なこと」を中心に
音楽の授業で工夫することと子どもとのかかわりで
配慮することをお話していただきました。

最後に講座を受けた方全員で「風になりたい」の合奏をしました。

講座2 
『一人ひとりの気持ちに寄り添う保育~インクルーシブな保育とは~』
 聖愛幼稚園 教頭 亀岡 佐枝子様より
聖愛幼稚園について、一人ひとりに応じた対応、個別の指導計画、
集団を育てる視点、インクルーシブな保育についてお話していただきました。

「特別な配慮が必要な子どもの就学支援~就学支援シートを使った
 個別支援計画~」
 埼玉純真短期大学 持田 京子先生より個別の支援計画の作成
の方法についてお話いただきました。

「保育者研修におけるマイクロティーチングの試み」
 -保育者の指導変容と自閉症児に対する心情理解に着目して-
 埼玉純真短期大学 金子 智昭先生よりマイクロティーチング(MT)の
問題と目的、方法についてのお話をしていただきました。 

講座3
『個のニーズに応じた指導及び支援体制の工夫』
さいたま市立さくら草特別支援学校教諭(特別支援教育コーディーネーター)
中原 みゆき様より前任校で実践した内容について詳しくお話を
いただきました。

「障がいのある子に教育と指導・支援」~青年期(中学校期)の指導支援~
埼玉純真短期大学 伊藤 道雄先生より発達障がいのある子にとって、
2次障害の要素も加わり、中学校の時期には多くの課題が発生すること
が多く、中学校期の生徒の特徴と配慮など詳しくお話していただき
ました。

講座4
『障がいのある子の子育てと支援』
全国LD親の会 埼玉親の会「麦」事務局 矢崎 弘美様より
本人らしい青年期を送るために今できることをお話いただきました。

 つぎに埼玉純真短期大学 丸山 アヤ子先生より思春期の問題行動
出現防止のために今できることをお話していただきました。

午後は、全体会で埼玉県教育局特別支援教育課長 金子 功様、
羽生市教育委員会教育長 秋本 文子様、行田市教育委員会教育長
鈴木 トミ江様、埼玉県特別支援教育研究会副会長 三浦 伸治様
に出席していただきました。

その後、実践報告では、
『生徒一人一人に寄り添う指導・支援(中学校の実践より)』
さいたま市立さくら草特別支援学校 教諭 中原 みゆき様より
生徒一人一人に応じた教育の質の向上を追求し、生徒に寄り添う
教育の指導・支援の在り方をお話いただきました。

最後は、熊谷市立富士見中学校通級指導教室支援員 新井 麻衣良様
の講演でした。
新井様は、平成30年4月より母校の支援員として勤務しています。
在学中は通級指導教室を利用し、学習や学校生活を過ごしていた
そうです。
卒業後、高校、大学と進み、この4月より社会人となり、
自ら過ごした学校生活の体験を踏まえ生徒の支援にあたっています。
アスペルガー症候群の診断を受けながらも、これまでの体験も含め、
自らの生きがいを語っていただきました。

 毎日新聞に新井 麻衣良様の記事が掲載され、講演を聞きに
多くの方が参加されました。
 
 

 講座や実践報告、講演会で127名の方に参加していただきました。
 
 今回の研究セミナーには、沢山の方々にお越しいただき、
学びの多いセミナーになりました。

 協力して下さった方々、講演をしてくださった先生方、
お忙しい中、参加していただきました来賓の方に厚く御礼申し
あげます。

実習指導係 林        

第8回 研究セミナーを開催しました

2018.11.05

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