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特別支援教育の授業にて車椅子体験

10月20日(火)
伊藤教授の「特別支援教育」の授業で
1年A・B・C・D組の学生が車椅子体験をしました。

今回の授業では、実際に車椅子に乗り、肢体不自由の方を理解し、
また、自分なりの支援の仕方を考えることを目的としています。

「今までに車椅子に乗ったことがある人?」の質問に対し、
高校の時の授業で体験した人、病院で乗ったことがある人など
クラスの半分くらいいました。

車椅子を利用する人は、歩くのが難しかったり、辛い人です。
車椅子は、そのような方にとっては「足」になります。
だからこそ、今日の授業では邪見に使ってはいけません!という
注意や乗り降りする際の注意点、介助する人の注意点を 聞いてから
いよいよ実際に体験スタートです。

  

4人(3人)グループになり、事務室前からスタートです。
学内をぐるっと一周回りました。
何もない廊下をまっすぐ進む事はスムーズでしたが、
右、左に曲がる時は「あれ!!曲がらない!」と戸惑っていました。

学内はバリアフリーになっていますが、
ちょっとの段差も 車椅子ですと難しいことが分かったようです。

何気なく歩いている道も溝にタイヤがはまってしまったり、
デコボコ道では操作が難しく、倒れそうになった学生もいましたね。
緩やかな坂道も車椅子で下りると、スピードが出て怖い思いを した学生もいました。

学内には、スロープが何か所かありますが、
危ないなと思ったら、 後ろ向きで介助してもらいながら下ります。
一人で下れそうなら、前向きでブレーキを使いながらゆっくり下ります。
伊藤教授のアドバイスをもらいながらスロープは上手に下れました。

  

埼玉純真短期大学のスクールバスは、車椅子が2台乗れるように なっています。
運転手の松本さんに協力してもらい、車椅子でバスの乗り降りも 体験しました。

介助する学生は
「なかなか車椅子が上がらない」「力の入れ方が難しい」
乗っている学生は
「下りるのが怖い」
という感想がありました。

  

今日の授業で、
車椅子の乗り方、介助の仕方、肢体不自由の方の気持ちが
少しは分かったかと思います。

私たちが、何気なく歩いている道も
肢体不自由の方にとっては簡単に進む ことが出来ない道です。

私も授業に参加して、障がいのある方を理解し、優しく接していけるよう
心掛けていきたいと思いました。

実習指導係 林

特別支援教育の授業にて車椅子体験

2015.10.20

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