オープンキャンパスで紙芝居「ヤマンバ」を演じましたに関連した画像

オープンキャンパスで紙芝居「ヤマンバ」を演じました

今日6月16日(日)は、昨日6月15日(土)に続いてオープン・キャンパスの日です。
昨日は、50人以上の方が模擬授業「紙芝居の演じ方」に参加していただきました。

予想以上の参加者となり、高校生のみなさんに演じていただく紙芝居が
用意したもので足りなくなり、急遽、広報担当の中村さん、
本学学生の栗林さんに、図書館まで取りに行っていただきました。

IMG_4235

「イヤー凄いですね」、ほんとうにうれしい悲鳴です。
参加してくださいましたみなさまほんとうにありがとうございます。
いかがでしたか?
喜んでいただければこんなに嬉しいことはありません。

新しく建てましたウッドデッキでしたので、蒸し暑かったのではないかと
心配しています。
そんな中でもみなさんは一所懸命に耳を傾け、また、演じてくださいました。
なんだか、コテージ全体が一体となった感じがしました。

この日も私のデモンストレーション(出し物)は、
いつもながらの『飯食わぬ山姥』です。
山姥は、日本の伝説・説話には、よく出てくる魔性と聖性を併せ持った
女性(女神・山の神)です。
そして、この紙芝居に出てくる山姥は、少し人の好い、
愛情深い、山姥なのです。

IMG_4237

どうして、「自分(入江)が、この出し物にこだわるのか!?」と、
時々、考えます。
理由を説明することは、そんなに難しくないかもしれません。
私の中に、そして多く人間の心中にも、この山姥が住んでいるからでしょう。

いいかえると、基本的に人は女性から生まれること、そして授乳され、
多くの愛情を受けるからです。また、山姥の示す「善と悪の相克」は、
人間すべてが持つ心の葛藤を示しています。 
つきつめると、人間は(動物、植物も)、すべての生き物は
他の生命の犠牲の上で生きています。
それは人間(生物)の「原罪」とでも呼ぶべきものです。

しかし人間は、それを知りつつも、より善く生きたいと思っています。
こういう葛藤をもっているから、私も、多くの人も、この山姥に共感を
寄せるのだと思います。

IMG_4236

今日はインドネシア・バリ島の音楽もバックグラウンド・ミュージックとして
聞いていただきました。
実は、これは偶然や思いつきで付けたしではありません。
バリ島は癒しの島として有名ですが、この島にも「魔女ランダ」という
山姥的な女神がいます。
彼女は、実は全ての悪や病の源です。
そういう意味では悪なのですが、農村では、彼女は別の顔をもっています。
彼女は、慈悲深い、守り神でもあるのです。
バリ島では年に一回、6月ごろ、島を挙げて、ランダを祭る、祝祭をします。
彼女に祈り、魂の浄化を祈るのです。

私も、実は、ささやかに、この心の浄化(自分の心に対して)を祈りつつ、
紙芝居『飯くわぬ山姥』を読み聞かせたいと思ったのですが、
果たして、成功したのでしょうか!? 

また、次回、みなさんと違った紙芝居でお目にかかれればと思います。

7月21日(土)13時から、テレビや全国講演などでも活躍されている
漫画家の「松村宏」先生による本格的紙芝居(音楽入り)が開催されます。
ぜひ、お見逃しのないようにお友達やご家族のみなさんを誘っておいでくださいね。
きっと「こんな紙芝居があったのか・・・!」と驚かれることでしょう。

こども学科 教授 入江良英

オープンキャンパスで紙芝居「ヤマンバ」を演じました

2013.06.16

  • LINE
  • Twitter
  • Facebook