今日の心がけ~職員のスピーチ~
人の振り見て
2019.11.25
「人の振り見て我が振り直せ」という諺があります。
この言葉は「人の行動を見て、良いところは見習い、悪いところは改めよ」という意味です。
ある日Sさんは、同僚から、仕事の進め方について指摘を受けました。
その際、同僚の言葉遣いに苛立ちを覚え、売り言葉に買い言葉で、お返しに相手の仕事内容を否定したのです。
その様子を見ていた上司より「Sくん、君が素直にハイと受ければ済む話だろう。
お互い否定ばかりせず、相手の姿から、良いところも悪いところも学びなさい」と注意を受けました。
それからというもの、まずは相手から学ぼうという姿勢で、話を聞いたり、行動するようになったSさん。
自分が変われば相手も自然と変わることを学んだのでした。
◆今日の心がけ◆相手の姿から学びましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
このお話で、自分が変われば相手も変わるということですが、それは、自分が変わろうとして相手への接し方を変えたことを、相手も同じように、見て学んで変わろうとしたからではないでしょうか。
「人の振り見て」を気にかけているのは、自分だけではなく、周りも同じように気にかけているから、誰かが変わろうとして行動を起こすと、連鎖のようにそれぞれが「人の振り」を見て変わるのだと思います。
私も誰かの言動に苛立ったり、理解不能で呆れたりして、愚痴や文句を言うことがありますが、それは他の誰かからしてみたら、私に対しても同じように感じているのかもしれません。
このお話を読んで、誰かに苛立ったり呆れたりしたときこそ、自分はどうなんだろう?と、客観的に考えて、相手に自分の振りを見て、学んでもらえるような言動ができるように、身近にいる方たちから更に学んでいきたいと思いました。
そして、その言動が学生からも学びたいと思ってもらえる大人でいられるように、気を付けたいと思いました。
庶務係 大澤