今日の心がけ~職員のスピーチ~

歌の力

2019.09.18

年末にかけて、各地でベートーベン「第九交響曲」の演奏会が開催されます。
戦後、日本交響楽団(現NHK交響楽団)が十二月に演奏会を成功させたことで、「第九をやると、お客が入ってオーケストラの経営が安定する」と、他のオーケストラも続いたことが、年末の第九の始まりだといわれています。
Kさんの出身大学では、一年生全員が年末の第九の演奏会に参加します。
Kさんは入学後、まずドイツ語の歌詞の意味を教わりました。
その後、四つのパートに分かれての練習を経て、オーケストラとの合同練習を積み重ねました。
本番当日、指揮者から「皆さんは本物の音楽を体感してきました。
全学生が心一つにして、聴衆と感動を共有していきましょう」とメッセージが贈られました。
単に名曲を聴くだけではなく、皆で歌った体験は、社会人になった今も、Kさんの心の財産になっています。
今でもドイツ語の歌詞を覚えているほどです。
学校の校歌や職場で歌う社歌は、どうしても惰性になりがちです。
時には声高く、時には歌詞の意味を噛み締めながら、自分たちを歌で元気づけましょう。

今日の心がけ◆歌って元気になりましょう
「職場の教養」(一般社団法人倫理研究所より)

「歌の力」というタイトルを見て、アニメ好きな私は、歌で戦いを止めるというテーマのSF・ロボットアニメのシリーズを思い浮かべました。
歌とは、まず音があって、そこに言葉が乗って、物語を生み出します。
小説や詩などの文字だけでも感動させることはできますが、そこにメロディーが加わることで、気持ちを更に増幅させることができます。

海外で活躍する某アーティストの方で、曲に歌詞を付けるとイメージが固定されるので、インストゥルメンタルで提供したいという方がいました。
それだけ、歌にはパワーがあるのかと思います。

私は、小学校から大学まで、校歌の歌い出しだけは憶えています。
ただ、歌詞全体の意味は理解していません。
学校周辺の風景、学びの姿勢、仲間を讃え合うような詞になっていると思います。
学生や生徒が一斉に、そして繰り返し歌うことで、共鳴しようとしているのかもしれません。

これは歌だけではなく、スポーツ観戦の応援なども同様に、ある種の一体感が生まれます。
仕事に例えるならチームワークです。
年末の第九を見ていて、ふと思ったのが、教会の聖歌のようにも感じました。
グレゴリオ聖歌は、癒しの周波数をもつと言われます。
これから癒せる職場を目指したいと考えます。

事務局 係長(進路支援担当) 中村 周

OPEN CAMPUS

オープンキャンパスの日程を見る

受験生向けのお知らせ

一覧で表示

在学生向けのお知らせ

一覧で表示

閉じる
閉じる
閉じる