今日の心がけ~職員のスピーチ~

年輪

2022.11.30

樹木の幹の横断面に、同心円状に現れる模様を「年輪」といいます。
魚のうろこや哺乳類の角などにも年輪があると言われ、年齢の推定に利用されている。

年輪という言葉は、「人生の年輪を感じる」というように、人の成長や修行の積み重ね、多年の修練による風格などを表現する時に使われます。
生命の流れということから見ると、私たち自身の生命も樹木の年輪のように、長い年月の生命の流れがここにこうして積み重なったもの、といえるのではないでしょうか。
自分の髪の毛一本にも、血液にも、親や祖先の生命が流れています。
そう思えば、親祖先への感謝はもちろん、自分や他人の生命の大切さが実感できるはずです。
自分自身の生命に感謝し、その生命をより充実させることが、本当に自分を大切にすることであり、個性を発揮することなのかもしれません。

今日の心がけ◆生命の流れに思いを向けましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

子どもを出産したときに、それまで夫婦2人だった生活に人間が1人増えたという事実が、とても不思議に感じました。

昨日までいなかった人間が存在する不思議さと、命の尊さを強く感じる出来事でした。
それまでは、「家族が増える」という言葉を漠然と使用していましたが、出産を経験したあとは自分の中で言葉の意味の重みが増しました。

そして、今回の文章を読み、娘たちには夫と私の祖先の命が脈々と受け継がれているということを改めて考えました。
過去の何かがひとつ違っただけで、私たちの家族構成はまったく違うものになっていたかと思うと、娘たちの母親になれたことは奇跡です。

普段は日々の忙しさから娘たちに対してつい小言が多くなってしまいますが、時々は、私の娘でいてくれてありがとうと感謝の気持ちを伝えようと思います。
そして、母に対しても産んでくれてありがとう、と言葉で伝えようと思いました。

西山

そうですね。
年輪はそこを観察することによって育った環境が分かりますね。
気象条件によって成長の変化が異なりますから、ここから地球の状況をみることもできます。
生育環境によって異なることは、人の成長も同じかもしれません。

今、自分自身がここにあるのは、生命誕生から連綿と続いてきた結果ですからね。
その繋いでくれた感謝の気持ちを忘れずに生活することは大切ですね。
そうすると人をモノなどすべてに感謝し、大切にすることができます。

Dorothy Law Nolteさんの”Children learn what theylive.” にはこのように記されています。

If children live with praise, They learn to appreciate.

If children live with acceptance, They learn to love.

If children live with approval,They learn to like themselves.

子どもたちがほめられて育てば、感謝することを学びます。

子どもたちが受け入れられて育てば、愛することを学びます。

子どもたちが承認を得て育てば、自分自身を好きになることを学びます。

年輪と同じように、人の人生は濃い部分もあり、薄い部分もあります。
その両方が相まって、人生が形成されています。
その部分をきちんと繋いでくれるのが感謝する心なのでしょうね。

ここにも述べられているように自分を取り巻くすべての人やモノに感謝の気持ちを持って生きていたいですね。
「信頼される保育者を目指す」本学の学生には、この気持ちを持ち続けていて欲しいです。
そのためにも我々教職員が態度と言葉でこの気持ちを示していかなければなりませんね。

藤田

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