今日の心がけ~職員のスピーチ~

虫の音

2019.06.10

 きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに 衣かたしき ひとりかも寝む

 これは藤原良経がきりぎりすをを詠んだ、百人一首にある歌です。
日本では古来から、秋の虫の音を心地よい音としてして愛してきました。
西洋人は雑音として聞くといいます。
 しかし、日本をこよなく愛した小泉八雲は、雅な名を持つ小さな鳴き声を「名状しがたい妙なる美しい音楽」として愛でていました。
またアメリカ人のレイチェル・カーソンは「妖精が手にした銀の鈴をふっているような、言葉では言い表せない音」と表現しています。
八雲やカーソンのように、秋の夜は虫たちの歌に耳を傾けたいものです。

◇今日の心がけ◇虫の声に気づく心の余裕を持ちましょう

(『現場の教養」:一般社団法人倫理研究所より)

 昔からの日本人は初夏から秋まで季節の色々な虫の声に親しみを感じ、生活してきたのだと思います。
ところが現代社会では情報化の発達に伴いめまぐるしい生活を送っています。
携帯電話やパソコンでインターネットを利用し便利ですが、仕事以外にも食事をしながらテレビを見ながら同時に利用するまでになっています。
 実際私も買い物やお出かけする時、移動時間や待ち時間などもネットですぐに検索していますが、図書館で勤務をするようになった事で静かな所で時間を費やし本で調べることは大切なことだと改めて思いました。
何かと忙しい毎日ですが小さな虫の音に気づける余裕を持ち生活をし、また学生たちにも平静な気持ちで接することを心がけたいと思いました。

庶務 松本
 

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