今日の心がけ~職員のスピーチ~
情報過多の時代に
2019.02.04
「デジタルデトックス」という言葉をご存じでしょうか。
スマートフォンやパソコンから一定期間離れ、過度な依存から抜け出そうとする試みです。
インターネットをはじめ、現代は情報に溢れています。
適度な情報は脳を刺激し、脳を育てるためにも必要なことです。
しかし、ある一定のラインを越えて過剰に情報を摂取すると、逆効果になってしまうようです。
精神内科医の木ノ本景子氏は、「(脳が)多くの情報を処理しようとすると、膨大なエネルギーが必要になる」と指摘します。
そして、「他の人たちに心の余裕を持って接することができなくなり、
家庭・仕事・趣味などにも影響が出て、ストレスを抱えることになってしまう」と述べています。
仕事をする上で、デジタル機器は欠かせないものですが、可能であれば、日に数時間「オフライン」時間を作ってみませんか。
わずかなデジタルデトックスで、頭や心に余裕が生まれるかもしれません。
今日の心がけ◆脳を適度に休めましょう
「職場の教養」(一般社団法人倫理研究所より)
インターネットで「情報過多」と検索すると、10年以上前の記事で、
「Webページの総データ量は公共図書館4館分相当の情報量に匹敵する…」という文を見つけました。
10万冊を1テラバイトと換算しているようですが、今は、更に増えていることでしょう。
書籍の情報とWebの情報との違いは、本や雑誌は冊子化することで、ある程度の正確さが保障されていますが、
Webは個人の見解が自由に公開でき、そこに広告・宣伝などが加わってきていることかと思います。
図書館の資料は、求める情報を絞り込んで検索し、膨大な蔵書から必要なものだけを読むことが可能です。
それに対してWeb情報は、絞り込む前にストレートに目に映り、脳に伝わります。
「情報が多ければいいのか…」そんな記事も見つけました。
そこには「関連性と妥当性が大きく、労力と費用が小さければその情報は有用」と書かれており、
膨大にヒットするインターネットは諸刃の剣だそうです。
今の世の中で、停滞することなく先に進むのであれば、デジタル機器は欠かせません。
ただ、アナログ的な癒しも受け入れて、目や脳を休め、殺伐とした日常に憩いを求めたいと思います。
事務局 係長(進路支援担当) 中村 周