今日の心がけ～職員のスピーチ～

口下手解消法

　顔や姿形が違うように、人の性格もいろいろです。
誰にも一つや二つは、「自分のこういう面が欠点だ」と自覚している
性格があるものです。
　Ｍ子さんは、心の内を素直に話すことが苦手でした。
根が暗いわけではないのですが、人前に出ると気兼ねをしたり、
相手の思惑を考え過ぎて、素直に言葉が出てきません。
そんな自分が嫌で、自己嫌悪に陥ってしまうのです。
　ある時、年の離れた職場の大先輩から、アドバイスがありました。
「Ｍ子さん、上手に、うまく話そうと思うより、失敗してもいいから、
素直に正直に話をしようと思うことだよ。」そして、そのための練習法
として、気がついたらサッと行動することを勧められました。
　行動面でも、考え過ぎて躊躇することがあったＭ子さん。
その日から、気づいたことをすぐ行動に移すよう心がけました。

　しばらくすると、少しずつ変化が現われました。人と話をする時、
以前より素直に自分を出せるようになり、心が楽になったＭ子さんです。

今日の心がけ◆気がついたらサッと行動しましょう
　　　　　　　　　（『職場の教養』：一般社団法人倫理研究所より）　

 気づいたらすぐに実行することは、常に私の中で目標としていますが、
「後でやればいいかな～」と後回しにしていまいがちです。

　しかし、全てにおいて、すぐに行動してしまうのも、良くないと
思いますので、頭の中で整理をして早めに行動に移すように心掛けたいと
思っています。

　学生の中でも、口下手な学生がいます。
事務室に入りたくても、入り口の前に立っていたり、話掛けても、
なかなか返事が返ってこない学生がいます。
気が付いたら、こちらから声を掛けて、事務室の入り方を教えたり、
学生が理解しやすいよう、返事をしやすいようにまとめて、
質問するようにしています。

　今回の口下手解消法の文章にありました「うまく話そうと思うより、
失敗してもいいから、素直に正直に話をしようと思うこと」
「気がついたらサッと行動すること」を学生に伝えて、
人と話すことが嫌いにならないように、人間関係がうまくいくように
サポートしたいと思いました。

　最近の子は、思った事をすぐに口に出してしまう学生もいます。
その一言で、相手を傷つけてしまい、トラブルになってしまうこともあります。
　そのような学生には、口に出す前に、一呼吸置いて、言っていいことか
悪いことか考えてから言葉にするように伝えています。
　
　学生の性格も様々です。
厳しく言わないと伝わらない子、メンタルが弱い子、
細かく説明をしないと伝わらない子…と様々です。

　一人ひとりの性格を確実に把握することは難しいですが、
できるだけ多くの学生のことを知り、一人ひとりに合った
対応をしていきたいと思いました。

実習指導係　林