今日の心がけ~職員のスピーチ~
助手席の心得
2018.11.19
Fさんは年末、車で実家に帰省します。郷里まではおよそ五百キロです。
渋滞になると、助手席の妻をはじめ、同乗する家族の寝息が聞こえてきます。
Fさんもつい睡魔に襲われそうになります。
<少なくとも妻には起きていてほしい>というのが本音でした。
別のある日、Fさんは、知人の車に同乗する機会がありました。
途中、眠気に襲われましたが、<自分が寝ては申し訳ない>という思いで
話しかけました。
話し好きの知人も、Fさんの問いかけに答えてくれます。
ところが、話に夢中になり過ぎたのか、気がつくと、目的地とは違う方向に
向かっていたのです。
Fさんは<あまりにも話しかけ過ぎたかな>と反省したのでした。
親しい家族か、仕事相手かによって、同乗者の役割は違ってくるでしょう。
運転時間の長短や、目的地までの馴れ、不慣れによっても変わるかもしれません。
皆さんは、助手席で心がけていることはありますか。どのような場合でも、
運転してくれる人への敬意を忘れず、気の利く同乗者でありたいものです。
今日の心がけ◆よき同乗者を目指しましょう
『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より
助手席という言葉は日本で生まれたとされています。
タクシーに使われていた車両は、輸入車がほとんどで
当時の日本人にとってはサイズが大きくて、乗り降りがひと苦労。
そこで乗り降りをアシストするために、運転手の横に乗っていたのが
助手というわけです。
英語にすると、パッセンジャーシート。
搭乗者席この点からも日本発祥とわかるそうです。
助手席はお菓子や飲み物を手渡ししてくれる、楽しそうにしていてくれる、
積極的に話しかけてくれる、道案内をしてくれると喜ばれるらしい、です。
事務局係長 田中淳一