今日の心がけ~職員のスピーチ~
そうめんの季節
2018.11.15
そうめんと言えば夏のイメージですが、その生産時期は冬です。
冬の寒風と、穏やかな日に干されて、麺が作られます。
昔に比べて、生産量が低下しているというそうめんの普及活動に励んでいるのが、
そうめん研究家のソーメン二郎さんです。
全国のそうめんを食べ歩きながら、そうめんの歴史や文化を研究し、講演や執筆活動を行っています。
奈良県出身の二郎さんは、弥輪そうめんの製造販売を営む家に生まれました。
「うちは年中そうめんだから、『お母さん、またそうめん?』と文句を言っても仕方がない。
自由研究と称して、いろいろな食べ方を考えていた」という二郎さん。
小学生の頃から、そうめんにツナや梅干し、しょうがを加えたり、だしを変えたり、
オリーブオイルを加えてみたりと、「飽きない工夫」をしていたそうです。
そうした生い立ちが、今の仕事にもつながっていると言います。
誰でも、同じ環境に長くいると、飽きがくるものです。
その時いかに工夫をするか。「またそうめん?」という前に、
研究する余地はまだあるはずです。
今日の心がけ◆創意工夫をしましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
同じ環境に飽きや不満を感じたとしても、
文句を言うだけでは何も改善されず、
余計に気持ちが暗くなっていくばかりだと思います。
環境を変えられるのであれば、より変化の選択肢はあると思いますが、
変えられない場合、緊張感がなくなって単調化してしまい、
飽きてしまったり、最初は気づかなかった部分が見えてきて、
良く思わなくなってしまうこともあります。
しかし、同じ環境が続く中でも、このように工夫をしていくことで変わることもあり、
気の持ちよう次第だとも思います。
私も、嫌な気持ちや落ち込んだ気分になってしまい、
自分の置かれている状況を嘆いたりすることがあります。
そんな時に、他の人と話す中で、考え方や見方を変えるアドバイスをもらい、
同じ環境でも変わって見えて、気分が軽くなったことも何度もあります。
変わらない環境を受け止め、その中で何ができるかを常に考えていくことは
飽きずにいられるし、進化していける大切なことだと感じました。
教務係 相馬