今日の心がけ~職員のスピーチ~

『お茶淹れとレギュラー』

2018.10.16

 プロ野球で、1965年から9年連続日本一に輝いた、
読売ジャイアンツの黒江透修氏のエピソードです。

 黒江氏は、プロ入り2年目の秋季キャンプで、広岡達郎氏と同部屋になりました。
黒江氏にとっては、同じショートを守る大先輩でした。

 部屋には、王貞治氏や長嶋茂雄氏など、ジャイアンツの
スーパースターたちが訪ねてきました。
来客があると、新米の黒江氏がお茶を淹れます。
 そのお茶の淹れ方に、広岡氏のカミナリが落ちたのです。
「何だ、そのお茶の淹れ方は!」という叱責の裏には、広岡氏の思いがありました。

 守備が雑で、レギュラーをつかみきれない黒江氏に、
「お茶を丁寧に淹れることは、堅実な守備にもつながる」
と伝えたかったのです。
 黒江氏は、その先輩の言葉を謙虚に受け止めました。
丁寧に捕球して投げる基本動作を徹底して、
守備力をつけた結果、3年目にレギュラーを勝ち取りました。
 後輩の成長を待っていたかのように、その年、広岡氏は引退したのです。

今日の心がけ?日常の動作を丁寧に行いましょう

これを読んで、
お茶というものは、急須から湯呑にそそぐ最後の一滴においしさが凝縮されており、
しっかり注ぎ切らないと急須の中で茶葉が開いて渋みが出て、
2杯目以降が美味しくなくなると言われています。

このようなことから、お茶を入れる際は、あわてて入れるのではなく、
最後まで丁寧に入れ終わることが大切だということです。

これと同様に、普段の生活に置き換えてみると、
余裕なくあわてて動き回ったり、何も考えず行動したり、
ただその場しのぎで物事をすましてしまったりすることで
後で取り返しのつかないミスや事故につながって
しまうこともあるかと思います。

私もこれを読み、自分の「所作」を見直し、
「ゆったり丁寧」を心掛けるように努力したいと思いました。

もしかしたらそうすることで、もっと良い人生に変わるかもしれませんね。
皆さんも是非自分の「所作」について見直してみて下さい。

食堂  新井

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