今日の心がけ~職員のスピーチ~

エスカレーターの習慣

2018.10.16

東京に住むKさんが、大阪の友人を訪問した時のことです。
到着した駅でエスカレーターに乗りました。
いつものようにエスカレーターの左側に立とうとすると、さらに左側を人が歩いていきます。
気がつくと、前後の人は右側に立っているのです。
Kさんは、友人にその話をすると、「東京では左側に立つかもしれないが、大阪では右側に立つものだ」と言われ、
習慣の違いを実感したのでした。
習慣とは、辞書によれば「長い間繰り返し行なわれていて、そうすることが決まりのようになっている事柄」のことです。
私たちは、朝起きてから夜寝るまで、仕事も含めて、様々な習慣の中で生活をしています。
その中には、良い習慣もあれば、単に決まりのようになっていて、決して良いとはいえないものもあるでしょう。
エスカレーターにおいても、片側空け自体が危険や不便を伴う行為だとして、歩行禁止の呼びかけが浸透し始めています。
職場や家庭、公共の場での自分の習慣を見直したいものです。

今日の心がけ◆習慣を見直しましょう
「職場の教養」(一般社団法人倫理研究所より)

エスカレーターでの追い越しについて、関東では右、関西では左と異なりますが、
このことを大阪に住む知人に聞いたことがあります。

以前は、右側、左側、それぞれ混在していたようですが、
50年近く前に開催された大阪万博に合わせて、海外の“ルール”に倣ったと言っていました。

これがルールではなく、習慣だったわけですが、この「片側空け」の発祥は、第二次大戦中まで遡り、
ロンドンの地下鉄での混雑緩和のために生まれた習慣で、これが世界標準になったそうです。

習慣なのかルールなのか、
例えば、原動機付自転車(いわゆるスクーター)が交差点を右折する際、良く見かけるのは、
自動車と同様に右車線に寄せて、そのまま曲がっています。

実際の道路交通法では、右折信号を出して交差する車線を渡り、その車線が青信号になってから直進するという「二段階右折」が
ルールとなっています。

習慣とは、個人が「そうしたい」という強い感情が増幅して、周りに蔓延し、定着しているような気がします。
ルールには、理由があって決められているものなので、習慣との違いを理解した方がいいと思います。

事務局 係長(進路支援担当) 中村 周

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