今日の心がけ~職員のスピーチ~

妻の料理

2022.06.27

Nさんは、三年前から単身赴任生活をしています。
最初の頃は自炊をして、一人の食事に新鮮さを感じていましたが、次第に外食や弁当で済ませることが多くなってきました。
単身赴任二年目、Nさんは体調を崩して、仕事を時々休むようになりました。
医師からは、不規則な食生活が原因の一つだと指摘されたのです。
Nさんは、一ヵ月間自宅で療養することになりました。
働き盛りのNさんにとって、それは不本意なことでした。
同僚が元気に働く様子を想像しては、体調を崩したことを悔やみ、やる気も失っていきました。
しかし、そうした状況を変えてくれたのは妻の存在です。
夫のために毎食メニューを考え、用意してくれる妻の気遣いを感じるうちに、〈一人じゃない〉という思いが日増しに強まってきました。
その後、無事、仕事に復帰したNさん。
健康を回復したこと以上に、妻に支えてもらっているという実感が、働きへの原動力となったのです。

今日の心がけ◆感謝を仕事への意欲に変えましょう
「職場の教養」(一般社団法人倫理研究所より)

私は、食生活の乱れが影響して、持病を抱えるようになりました。
酒やタバコには、それほど縁がなく、菓子類の食べ過ぎが原因かと、自分では考えています。
当時を振り返ると異常な食べ方であったので、無理もありません。

子供の頃は、身体は丈夫な方でした。
甘い物を食べ過ぎることもなく、非常に健康的な食に恵まれていて、全て母の手料理や周りの環境のお陰であったのかと思います。
そんな母も高齢で衰えてきて、今では帰省の際、献立を考えて母から聞きながら台所に立っている自分がいます。

単身赴任など、急に一人になると、極めて自由で開放感に浸り、食習慣も変わるものです。
独身生活が長いと、それなりに健康などを考えるものですが、そこにストレスが加わると、甘えられる環境であれば、歯止めが効かなくなることがあります。

自分にとって大切なものは何か。人によっては家族や友人がこれに当たります。
職場を強く意識するのであれば、同僚は大切です。
体調を崩して仕事仲間に迷惑を掛けることのないよう、感謝の気持ちを忘れないようにしたいと日々考えます。

係長(教務係) 中村 周

そうですね。

健康維持のためには、食事・睡眠・入浴を中心にしたリズム感ある生活が重要ですね。
子どもの頃は親がこのリズムを作っていてくれました。
しかし、親から離れた途端、そのリズムが崩れ、不調に陥ることは良くあります。
そんな時になってはじめて「親への感謝の気持ち」が湧いてきますね。

結婚すればこれが奥さんになるとはいえ、今の時代、奥さんにゆだねるばかりではなりません。
自ら健康に関心を向け、自らと家族を見守るといった姿勢と行動が重要でしょうね。
その結果、何かが起きた場合にはお互いが助け合うことができるのだと思います。

人は傍にある時は何も感じることなくいますが、それがなくなった時に初めてその存在の大きさに気付きます。
アタリマエはアタリマエではなく、いつまでもあるはいつか消えることを常に意識して、感謝の気持ちでいなければなりません。
ここにある「体調を崩して初めて知った」、「一人暮らしをして初めて分かった」周囲の人々の存在への感謝の気持ちです。

本学の学生も保育者になったらこの大切な人になります。
教職員が範を示して、この感謝の気持ちを周囲の人にアタリマエのように感じられるようになって欲しいですね。

藤田

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