今日の心がけ~職員のスピーチ~

時代とともに

2022.06.27

明治安田生命では、過去百年ほどの「年度別人気名前ランキング」を調査し、公表しています。
男の子の人気の名前の歴史を辿ってみましょう。
大正時代から昭和時代の前期は「清」、その後、昭和十三年から二十年の戦時期には「勝」「勇」といった名前がトップに連なっています。
戦後から高度成長期にかけては、「茂」「博(浩)」「誠」といった名前が人気を博しました。
昭和五十四年から八年間連続して一位だったのが「大輔」です。
背景には、早稲田実業高校・荒木大輔選手の甲子園での活躍がありました。
昭和の終わりから平成時代にかけては、「翔太」「大輝」「大翔」といった、雄大でスケールの大きさを連想する名前が首位に登場します。
名前に使われる漢字や読み方の多様化が進み、個性溢れる名前が出てきたのも特徴の一つです。
名づけには、世相や出来事が色濃く反映しているようです。
また、いつの時代も変わらないのが子を思う親の心でしょう。
自分の名前に親の愛情を見いだして、意義のある人生を築こうとすることが、名前を大切にする生き方でしょう。

今日の心がけ◆名前を大切にしましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

女の子も見てみると、大正時代は「キヨ」「ハル」などカタカナがあったり、昭和30年代頃までは一位から十位まで全て「子」がつく名前が並んでいたり、平成になると「愛」「彩」の一文字が出てきたり、年代で違いがみられ、直近の令和3年の3位までは「紬」「陽葵」「凛」という名前でした。

名前の由来には、両親や祖父母の名前からつけたり、文字や言葉にこうなってほしいと願いを込めたり、活躍した有名人にあやかったり、様々あると思います。

名づけの話で、金井憧れさんという女性アナウンサーを先日テレビで拝見しました。
「憧れ」という珍しい名前ですが、その由来について知ることができました。

お父様は、まず、初めて聞いたときに伝わる名前がいいと思い、1つの単語にしようと思ったそうです。
男の子だったら熟語を考えていたそうですが、女の子なので二字熟語は硬い、ひらがな1文字あった方が優しい感じがすると送り仮名付きの単語を考えたとのことでした。

確かに忘れられない名前となりましたが、やはり昔は本人も葛藤があったそうです。
しかし、他界しているお母様についても、名前を授けた以上、名前負けしないよう育てなくてはいけないと使命感があったのではないかと話していました。

親は子どもに最初に名前をプレゼントします。
そこにはもちろん悩んで、想いを込めた結果の名前だと思います。
また、つけたから終わりということではなく、つけた責任を持って子どもを育てていくことも親なのだと思いました。
金井憧れさんも娘に漢字とひらがなの組み合わせで名づけたそうです。

名前について普段は意識していませんが、自分にも他人にも名づけられた背景が必ずあります。
大切にして生きていければいいと思いました。

教務係 相馬

そうですね。
名前は親や周囲の人がその子に対する思いを込めてつけるものですからね。
大切にしなければならいですね。
かつては字画や意味が中心であったものが、次第に響きにおく名前が増えてきていると感じます。

小さな時から常に耳にする自分の名前ですから、いろいろな意味で自身に影響を与えるでしょうね。

名前は時代を反映すると言われますが、「漢字」「ひらがな」「カタカナ」を使って名前を作ることができるのは日本だけではないかと思います。
そのためか、最近、学生の名前などをみても「読み」が分からない場合も多々あります。
どのように読めばよいかを尋ねてからでないと呼べないことも増えました。
漢字の意味と響きを両方とも大切にしたいと思う親の気持ちからでしょうね。

学生には自分の名前がどのようにして決められたか、どのような思いを込めて作られたかなど名前の秘密を知ったうえで、親に感謝をして名前を大切にして欲しいですね。

将来、保育者としていろいろな名前に触れるたびに、子どもへの親の思いを感じながら保育に当たってもらいたいと思います。

現在は「名ちゃん・君」で呼ぶことより「姓さん」と呼ぶことが、学校でも推奨される時代となってきました。
しかし、「おはよう!○○ちゃん」「○○君、また明日ね」と名前を付けて呼ぶことで、自分を意識し、互いに信頼感や安心感が生まれるのではないかと思いますが・・・。
「外国では・・・だから」ということがよく言われますが、外国での呼び方はどうなのでしょうね。”See you Later!Rick!”

藤田

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