今日の心がけ~職員のスピーチ~
家では父親
2021.09.02
人にはそれぞれ、職場では職場での、家庭では家庭での、立場や役割があります。
そうした立場や役割を理解し、その時、その場にあった行動やふるまいをすることが理想でしょう。
しかし、人は時に、その立場や役割を忘れてしまいがちです。
ある日Kさんは、妻から「子供たちの前で、仕事の話をするのをやめてほしい」と言われました。
理由を聞くと、「あなたがする仕事の話は、不満ばかりでしょう。仕事に対する明るい話がないのよ。だから、話を聞いていた息子たちがいつもあなたのことを心配しているのよ」と妻は答えました。
言われてみれば確かにその通りでした。
妻の話を聞いて<尊敬される父親でいなければ>と反省したKさん。
家では主に聞き役に徹し、妻には夫として、子供には父親として、会話をするようになりました。
最近では、子供たちから「お父さんって凄いね」と言われることが増えつつあります。
今日の心がけ◆自分の役割を認識しましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
自分の置かれている状況によって、その場に合わせた話し方や態度など無意識にも変えているとは思います。
しかし、それが適切にできているかということを改めて注意しなければいけないと思いました。
私の家庭では子供に尊敬されるようにというようなことは気にしないですし、家族も少ないので、ある程度好きなふるまいをしても問題はなかったりします。
一方、職場では、仕事としてお金をいただいている以上、学生や保護者、外部の方はもちろん、一緒に働いている人にも、自分の役割に応じた対応をしているつもりです。
けれど、忙しさや焦りのように、その時の気持ちの影響で周りが見えなくなってしまうこともあります。
また、もともとが物事を悪い方に考えがちなので、明るい話は少ないかもしれません。
家庭でも職場でも、自分の役割を意識して行動をし、相手にはどう映るかも考えて適切な態度や行動で接していけるよう心がけたいと思いました。
教務係 相馬