今日の心がけ~職員のスピーチ~

体で学ぶ

2021.06.14

旅行が趣味のYさんは休日を利用してしばしば一人旅に出ます。Yさんが鹿児島県に出かけ、南さつま市にある竹田神社を訪れた時のことです。
竹田神社には、島津忠良公が詠み、薩摩藩の郷中教育の基本精神になった「日新公(じっしんこう)いろは歌」47首の石碑が立ち並んでいます。
この歌の始まりは次の歌からです。

 いにしへの 道を聞きても 唱えても わが行ひに せずばかいなし

これは「昔の立派な教えを聞き、口で唱えても、実践しなければ役に立たない」という意味です。
Yさんは知識としてこの歌のことを知っていましたが、石碑と対峙し、改めて文言を噛みしめ、心を新たにしたのです。
現代はインターネットの発達により、情報をすぐに入手できるようになりました。

しかし、場の空気に触れ、実際に見聞きする感動は、画面や文字だけでは得られるものではありません。
体験を通しての感動は身に沁み、その学びは身に付くのです。

今日の心がけ♦体感して感動を得ましょう

出展(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

旅をして実際に耳目で各地の風土を、舌で味覚を、そして人とのふれあいをすることで全身で情報を取り込んでいました。

しかし、このコロナ禍では視覚で見ることはできても実際に肌で感じられなくなっています。
インターネットや携帯を使いこなし情報が瞬時で手に入る昨今ですが、読み書きで漢字を間違えたり意味を取り違える人も多くなりました。

今後の就職活動や、就職後のいろいろな場面で文章を書いたり発表したりする場面が増えることでしょう。
その際に誤字脱字や意味の取り違え、妄言の類があったらよろしくありません。

一足飛びに答えに行かせるのではなく、その過程を大事にしつつ就職指導をしていこうと考えます。
 
以上

進路支援担当 奥貫

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