今日の心がけ~職員のスピーチ~

考える力

2021.06.02

インターネットの普及により、様々な事柄が容易に検索できます。
しかし、それに伴って、自分自身で答えを導き出すことを疎かにしがちです。

例として、昨日1日に日本全国で生まれた新生児の数や、日本人全員を同じ建物に入れて着席させる場合の建物の広さなどを考えてみます。
検索に頼らずに、おおよその値を求めることができるでしょうか?

これらの問いに対する正解は、おそらくどこにも載ってはいないでしょう。
答えを導くには、自分の持っている知識を活用し、推論を重ねなければなりません。

昨日の新生児数は、昨年1年間に生まれた乳児の数を365で割った値に近いのではないでしょうか。
昨年の新生児数がわからなければ、それも様々な観点から推測する必要があります。

建物の広さについては、着席した時の一人が占有する面積に、日本の人口を掛ければ求められます。
日本の人口も、わかれなければ推測してみます。

今日1日、これらの値について、あれこれ考えてみてはいかがでしょう。

 
  今日の心がけ: 自分で考える機会を作りましょう
  (『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)


学校や職場、日常生活の全てにおいて人の頭の中は、常に回転し働いています。
ただし、人によって頭の回転、つまり”考える力”は様々で、勉強や仕事内容、日常生活に個人差として出ていると思います。

文中にもありますように、インターネットやAIの発展に伴い、あらゆるものを検索できて、簡単に自分の欲しい答えを手に入れることができます。

こうして簡単に手に入れた情報を知識と思い込み、自分の考えで出した答えだと錯覚しがちになっているのではと思います。

多くの情報を簡単に得ることそのものが悪いことではなく、情報入手に留まらず、いかにそのものを活用できるかを考えるということが必要であり、重要だと思います。

また、本学の学生から感じたことは、”考える力”と”書く力”は比例していると思えます。
指導案やレポートなどを書くにあたり、自分の考えをしっかりと持っている学生は、自分らしさのある文章力となっているのを感じます。

保育者を目指す学生にとって、自分の考えを的確に表現するということは、園児たちにストレートに伝わるはずです。

学生にとって、”考えること”と”書くこと”は、重要なテーマであり、課題と言えます。
本学で学ぶ2年間で自身の目標について、しっかりと考えて良い結果に繋げてほしいと改めて感じました。

実習指導担当 栗原
  
  

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