今日の心がけ~職員のスピーチ~
心ここに
2024.11.13
何となく見ていたテレビ番組の内容は、よく覚えていないことが多いものです。ぼんやりしたり考え事をしたりしているときは、目の前のものが見えなくなることがあります。
中国の古典『大学』に、次のような言葉があります。
「心ここに在らざれば、視れども見えず、聴けども聞こえず、食えどもその味を知らず」
「自分の心がしっかりとしていなければ、見ようとしても何も見えず、聴こうとしても何も聞こえず、食べたとしても味がわからない」という意味です。
何事も意識して集中しなければ、何も得ることはできないという戒めでもあります。
逆の言い方をすれば、心の持ち方一つで、あらゆる情報や学びを得ることができるといえます。
いつも流し見しているニュース番組も「自分の会社やお客様への影響はあるだろうか」という意識で見れば、興味深い情報に気づくことができるのではないでしょうか。
今日の言葉:見ようとすれば見えてくる
(『月間朝礼』:コミニケ出版より)
新しいお店ができたのを見て、前に何があっただろうと考えても思い出せないことがあります。普段通る道で何度も見ていたはずなのに、当たり前の景色に見えていなかったのだと思い知らされます。
仕事においても、習慣となっていることは見ているようで見ていないことがあり、業務が大変になると、余計に見えなくなってしまうこともあるように感じます。
私自身、初歩的なミスを見逃していることがあります。そのため、適宜、問題はないか、間違っているかもしれない、と気にする意識を持つように取り組みます。そして、先生方や学生、保護者や外部などに対して、話す、文書を出す、発注するなど行動を起こす時には、より注意を払います。
そういった確実な仕事をすることだけでいっぱいいっぱいになってしまうことが多いですが、この話にあるように、いろいろな事柄において、業務に繋がることや活かせることがまだまだあると思います。日常から意識を高めて、過ごしていきたいと感じました。
教務係 相馬