今日の心がけ~職員のスピーチ~

鑑開き

2021.01.13

 本日は「鑑開き」の日です。
年神様にお供えしていた鏡餅を下げ、家族の無病息災などを願って、お雑煮やお汁粉としていただく年中行事です。
江戸時代から伝わる風習と言われています。
 古来、鑑開きは一月二十日に行われていましたが、徳川三代将軍の家光が慶安四年四月二十日に亡くなったために、月命日を避けて十一日に行われるようになりました。
とはいえ、今でも二十日や十五日に行なう地域もあります。
 鏡餅は、木槌などで叩いて割ります。
刃物を使わないのは、年神様にお供えしていたものに刃物を向けることは失礼にあたるためです。
また「割る」という言葉は縁起が悪いとのことで、「開く」という言葉が使われています。
 数百年続く行事には、祖先の崇高な思いが詰まっています。
餅を二段に重ねるのは「円満に年を重ねる」という意味であり、餅の上に乗せる橙には「子孫が代々繁栄するように」という思いが込められています。
 先人たちは、行事を通して、私たちに様々なことを教えてくれているのです。

今日の心がけ◆祖先への思いを深めましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

 今は鏡餅の形の入れ物にお餅が入ったものも売られており、丸いお餅2段の鏡餅を見たり割ったりすることを、以前より見かけなくなっているように感じます。

 行事や風習は時代によって変わってしまったり、失われてしまうものもあります。
しかし、昔ながらの行事には意味が込められていて、その中で、いろいろ思ったり願ったり感謝をするというような機会となります。
また、多くの行事を過ごすことで、季節を感じることもできると思います。
ただ、日々を漫然と過ごすのではなく、行事に込められた意味や思いまで理解して過ごすように心がけたいと感じました。

 本学でも季節に合わせた飾りをしたり、催しに取り組んでいますが、学生にも行事を大切にできるように伝えていければよいと思いました。

教務係 相馬

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