今日の心がけ~職員のスピーチ~

成人の儀式

2021.01.13

本日は「成人の日」です。
二十歳を迎える成人男女が華やかな振袖や晴れのスーツ姿で集い、祝福の言葉や激励のメッセージを贈られる式典が全国各地で開催されています。
日本ではこのような成人式が一般的ですが、世界に目を向けるとどのような儀式があるのでしょうか。
南太平洋のバヌアツ共和国では、高さ30メートルのやぐらを組み、ヤムイモのツルを使って、バンジージャンプをする度胸試しの儀式が行われます。
インドネシアのニアス島では、2メートルもある石の跳び箱を激走して飛び超えることができると、晴れて成人の仲間入りができるそうです。
かつての日本では元服と言われる儀式が行われていました。
幼少期に名乗っていた名前を変え、髪形や服装を改めたようです。
女性は成人仕様の着物を着て、大人の髪結いを施し、簪を挿すといったしきたりもありました。
場所や時を超えて共通するポイントは、形を通して大人の覚悟を固める点です。

元服の歴史は奈良時代からあり、公家や武士の一人前として認められるための通過儀礼でした。
一人前になるということは全て自分の手で行うということ、いわば責任が生じることになります。

今年はコロナウィルス感染拡大を受けて各地でその成人のための式典が中止またはオンライン開催となっているところが多くなっていると聞いています。
旧交をあたため、将来を語り合う場を失ってしまう新成人たちに同情を禁じえません。

もし学生がこのことを残念に思ったとすれば気を落とさずにいてよいと考えます。

確かに華やかな恰好をして旧交をあたためるには成人式はうってつけでしょう。
しかし、この時期にそして今後もコロナにならずにいることが、今後保育者として働くことに責任を感じて行動できることにつながると思うからです。
自己管理がしっかりできたことの証ですし、自信になり精神的成熟のきっかけになると思います。

今日の心がけ♦社会の一員としての自覚を深めましょう

出展(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

以上

学生担当・子ども支援地域連携センター担当 奥貫

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