今日の心がけ~職員のスピーチ~

気持ちにゆとりを持って

2020.12.14

Bさんは、通勤時に電車を利用しています。
最近は都市部から離れた沿線の乗客が増え車内が混雑するようになりました。

停車駅すべてといっても過言ではないくらい、
 「車両の中ほどにお進みください」
 「扉が閉まります。お荷物・お体を強くお引きください」
とのアナウンスが、繰り返し流されるようになりました。
〈そんなに何回もアナウンスしなくても・・・〉と思ったBさんでしたが、 車内をよく見ると、車両の中ほどは空いていますが、出入り囗付近には人が多くいます。
そのためドアに荷物や体が挟まれて、電車の出発が遅れているのです。

Bさんは、他人事のようにアナウンスを聞いていました。
しかし、自分が立っている場所を顧みて、苦笑いをしてしまいました。
すぐに降りられるようにと、出入り囗に近い場所だったのです。

日常の生活でも、仕事においても、急いでいる時には周囲をよく見ないものです。
状況を見極めた行動を取ることは大切だと、改めて思ったBさんでした。

今日の心がけ◆自分本位を改めましょう
「職場の教養」(一般社団法人倫理研究所より)

私も電車に乗る際、シートに座れない時は、出入り口付近に立っていることが多く、見渡すと、同じような光景に気が付きます。
続いて乗車する人のことを考えずに、停車駅で早く降りたいという思いが前に出てしまう行為でした。

以前、本屋の支払いカウンタで、店員に文句を言っている老人がいました。
すぐ後ろで聞いていると、自分が買いたい本の上に店の荷物が置かれていたということでした。
私がそこにいたのは、レジの前に積んでいる週刊誌を買いたかったのですが、その老人のバッグが置いてあって、「自分も同じ思いなんだけどな」と、そういうシーンを経験したことがあります。この老人は、見方を変えると自分なのではないかとも思いました。

対人での仕事の中で、感情を抑えられずに爆発した時、自分を全くコントロールできていないので、仕事本来の意味を見失ってしまいます。
教育を目的とした場で、感情を自由に表現する学生に対して、自分も同じように振舞っては指導にはなりません。

カッとなることがトリガーとなり、それが迷惑の連鎖となって広がっては本末転倒です。
人に対する仕事であれば、目の前にいる相手はもちろん、周りへの配慮を強く意識した仕事を心掛けることを肝に銘じたいと祈ります。

係長(進路支援担当) 中村 周

OPEN CAMPUS

オープンキャンパスの日程を見る

受験生向けのお知らせ

一覧で表示

在学生向けのお知らせ

一覧で表示

閉じる
閉じる
閉じる