今日の心がけ~職員のスピーチ~

慌しいからこそ

2020.07.24

会社員のTさんは、今年から配属先が変わりました。
慣れない仕事に追われる日々です。

ある時、先輩から「毎日忙しいだろうけど、五分でいいから、物事をじっくり見る時間を作りなさい」というアドバイスがありました。
その日の終業時、いつもならバタバタと会社を後にするのですが、先輩の言葉を思い出したTさん。
今日一日の、お客様との電話応対を振り返ってみました。

机の上の電話機を眺めながら、言葉遣いについて反省していると、ふと電話機が汚れていることに気がついたのです。
〈最近、掃除が雑だったな〉と、自分の応対がそのまま電話機に表われていることに驚きました。
それからTさんは、始業前や昼休みなど時間を決めて、何かを静かに見つめる時間を作るようにしました。
そのお陰で、普段見えなかったものが見えるようになり、新たな発見や気づきを得ることができるようになったのです。

毎日はあっという間に流れていきます。
慌しいからこそ、物事をじっと見る時間を作ってみましょう。わずか五分でも、その効果は絶大です。

今日の心がけ◆じっと見つめる時間を作りましょう
「職場の教養」(一般社団法人倫理研究所より)

職場で異動があると、まずは仕事を覚えるということに集中してしまい、細かいことに拘って意外と見落としが多くなります。
それが蓄積されると、仕事の根本に悪影響が出る場合があります。

これは、仕事が慣れてきて配置換えも暫くない場合でも同様で、経験を基にそつなく熟せるようになると、そのベースから外れることが許せなくなり、別の視点で物事を見る柔軟性に欠けてきます。

私も過去を振り返って、専門性の強い仕事や部署に関わる機会が多く、この傾向に陥るケースがあったと思います。
極めることの楽しさはありますが、全体のなかでの役割を意識したときに、果たせていなかたことがあれば、素直に反省しなければなりません。

一歩二歩立ち止まって考えることは、本来必要なことへの気づきがあり、そこで見直して軌道修正が可能になると思います。

係長(進路支援担当) 中村 周

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